ガソリンのストーブです。白ガスでも赤ガス(レギュラーガソリン)でも大丈夫です。ススの出方はどちらのガスでも同じです。バイクで行く時は赤ガスをバイクのタンクから抜いて使ってましたが、最近はそんなに長いツーリングに出ません。ガソリンストーブは火をつける前にプレヒートと言う儀式があり、それをやっている間にガスストーブの人は珈琲を飲めてしまうぐらい手間のかかるものなんですが、この扱いづらいと言う所が、男のものと言う感じでガスストーブにいまさら替える気にはなれない。

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これ、全開の炎なんですが弱いです。ガスがあんまり出て行かないようです。プレヒートの時もガソリンの出が悪いのでどこかでつまり気味なんですが、それが判りません。ノズルは貫通しているし、エキパイも大丈夫、ホースも大丈夫と言う事で、たぶん、ポンプじゃないかと思うのですが、ガソリン経路の部分は分解できないようになってます。だめかも。

以前も、たまーにこのような事があり、寒いのになかなか湯が沸かなくてイライラした事もありますが。先日からずっとこんな調子です。平成9年の夏に購入したもので11年、その前はOptimus123Rを使ってましたが、その年に和歌山へツーリングして河原でキャンプ、寝てたら川が急激に増水、慌てて荷物まとめて逃げたが、そのとき123Rを置き忘れた。朝になり水が引き、探しに行ったらペッチャンコになった123Rを発見しました。それ以来、本当はOptimusが欲しかったんだけどFirejetを使い続けてきましたが、これもダメっぽいですね。Optimusの123Rは、もう絶版らしいですよね。おしいことしたなぁ、買っときゃ良かったなぁ。

Optimusの123Rは、知っている人は多いと思いますが、77年ぐらいで流行ったバックパッカーの言葉とともに、あのコリン・フレッチャーの遊歩大全で使われている名器ですから。高校時代に遊歩大全を読み、フレームザック(いまはフレームだけですが、まだ持ってます)を買い、学生になりチャリンコ部の先輩に123Rをもらうまで夢を見続けましたよ。遊歩大全の中でコリン・フレッチャーは123Rのプレヒートにタンク内のガスを少量使う方法を紹介していました。その部分の記載について僕はよく覚えています。もっとも僕はいつもメタを使ってましたが。

そういえば、90年に北海道へ行ったとき、フェリーで意気投合した4人と一緒に回った事が有ったんですが、その中に、セローに乗った女の子がこのOptimusを持ってて、女の子が使うガソリンストーブってのはいいもんだなぁと思ったものです。

By husky

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