アンコール・ワットは王都の寺院という意味らしい(アンコールというのが王都)。ガイドさんは一生懸命歴史を紐解いて説明してくださったが、暑い上に、ワットをずっと眺めていたのであまり聞いていなかった。そこは少し反省している。現在カンボジアは90%が仏教徒らしいが、ベトナムとの戦争、仏教、ヒンズー教の戦争などで遺跡はかなり破壊されている。仏教がヒンズー教に侵略されたときに彫刻や像の釈迦の首を刎ねたりしていて首のない像が多い。また破壊も残っていた。と、何度もガイドさんは言っていたと思う。
ワットは、第一回廊、その中に第二回廊、そして中央部に第三回廊がある。くずれそうなため第三回廊へは来年は入れなくなりそうとも言っていた。建造物は他の遺跡もそうだがほとんどが砂岩でできていて(一部の遺跡はレンガ作り)侵食が激しく、そうかもな、、という印象。ツアーには朝日鑑賞と夕陽鑑賞も組み込まれていたが、双方とも不発でした。
ワットの西側から入る。門への橋は補修工事中で横に浮き橋が臨時で作られていた(浮いてるだけなので揺れる)
中央西塔門は王様だけが通れる門だったようだが今は誰でも通れる。
門をくぐったら参道に入る、徐々に近づいてきて、ついにきたんだなぁと感動しきり、ガイドさんがいろいろ喋ったりしているがほぼ聞いてなかった。
上最後のは図書館だった建物らしい(そこから覗く遺跡がe-spotらしい、一人一人いちいちポーズつけて撮影するから時間がかかる)。ガイドさんはせっかくの思い出ですから、と言い、親切にも全員の写真を撮ってあげている。他の遺跡でも撮影スポットはガイドさんが撮影してくれている。なかなか良いガイドさんだったね!
この時間午後3時。第一回廊から第二回廊、中がマス目上になっていて、どっからが第二回廊なのかよくわかんなかった。下、最後の写真の方に、室町ぐらいに日本人が来て落書きして行ったという墨書きが残っているとのことで、みんな見ていたが、私は他の構造に気を取られていて見なかった。
そしてついに第三回廊に到達
塔への階段がえらく急で、上がってくる者が自然と頭が下を向くようにしてあるとか。つくしの頭は近くで見ると圧巻、いや、感動。色が違っている部分は、ところどころだが、コンクリで補修してある跡である。
そして、第三回廊へ
急な階段を登る。帽子を取る、それと肩・膝が出る服装の人は登れない、階段下に検問があった。第三回流の中と回廊から見ると下界、回廊の中央には王の間があるが現在はお釈迦さまの像があった。ツアー期間中はカンボジアのお盆であったためお盆行事の地元の人も大勢おられた、地元の人は寺院では裸足なので、靴で歩いている僕たちは少し申し訳ない感じではある。お釈迦様にお供えはしてあったが、蝋燭はあるものの線香はない。ガイドさんのに聞いたら、お盆は最初に寺院でお祈りし、その後お墓でお祈りすると言っていた。お墓は日本と違い合葬のようで、でかい寺院の中にお墓があるとか言ってた。
西の空は赤い、曇ってるから夕日は望めなかったのだが、十分美しかった、ここで30分ほど時間をとってくれて長く見ていられてよかった。
第三回廊の中で・・
降りてくる。降りる時は非常に高所というイメージで、目線が高くなるから当たり前ですが、手すりをつかまりながらゆっくり。
再び第一回廊に入り南側から東側に回った。ほとんどの観光客は西側の玄関だけで奥の方には来ないとのことでガイドさんが歴史について話してくれたが、残念ながら周囲ばかり見ていて耳に残らなかった。講釈はさておき壁面のレリーフがすごい、物語になっており、講釈は必要なのだが。草が緑色していて美しいが、乾季は茶色らしいけど。
第一回廊の南を通って正面(西南)に戻っていく
回廊の外から振り向くと第三回廊が見える
参道の脇にある溜池(雨水らしい、乾季はほとんど水がないらしい)から見る写真がよく掲載されている。。水面に映るからだろうかな
夕日は西塔門で見る予定だったらしいが、残念とのこと。曇ってるしね。
遺跡は17:30でクローズされるらしいのだが、橋を渡り切ったところでその時間だった。
別の日に朝日鑑賞もあった。ホテルを朝5時出発、戻ってからホテルで朝食。
これ、EaglesのHotelCaliforniaのジャケットに似た風景に見えるな。いや、それより、ジョニーデップのナインスゲートって映画でラストに悪魔に契約しにいくデップが向かう城のシーンか?!、、なんて思いながら、ぶらぶら。池の前では大勢の人が、日本人少しいるね。地元の人が少ないからアジア系観光客が多いね。韓国、ベトナム、インドネシア、中国は少なそう。
ひまだったので、あっちこっち行ってみたが、第一回廊には入れなかった、残念。最終日に3時間ほどあったので、トゥクトゥクで行ってこようかとも考えてたがそんな時間余裕なかったね。
朝日も残念ってことで。ま、これは天候だから。代わりにホテルからの朝日(朝日鑑賞とは別の日)。
山がないから、綺麗なんだよね!