寸又峡(すまたきょう)、温泉ですが、ここ、道路地図でも別ページになっていたりしてちょっとどこ?って感じのところなんですが、
先日、KUMAさん(3年ぐらい前に定年退職)と飲んだ時に、私と二人で林道をつないでそこへ行った時のことを、懐かしそうに話されていました。わたしの中では会社のツーリングの中で一番の想い出だったのですが、KUMAさんにとっても、それはいい思い出だったようで、嬉しかったです。
KUMAさん=CRM250、私=DR350
寸又峡へ行くのが目的でなくって、KUMAさんの「俺が井川雨畑林道を案内してやる」という誘いから、高ボッチ〜王城(当時はパークウェイはなく、ヌルヌルのダートでした)〜入笠〜途中忘れました(分杭も林道でパスした記憶ある)〜蛇洞〜天竜スーパ、とつなぎ、その後水窪ダムのところからどうやって、寸又峡まで行ったのかちょっとわからないんですけど。
なんか、秋だった気がする。寒かった。水窪ダム降りてから、もう夕方で、寸又峡温泉街についてからKUMAさんが公衆電話で宿に電話しまくってました。(当時はまだ携帯電話はありませんでした)。わたしは、もうヘトヘトで。
次の日、例の場所に向かったのですが、結構走ってもうちょっとで舗装に出るかなというところで、橋がなかったんです。いや、あったんですが、工事をしていて半分完成(スケスケだったけどたしか繋がっていたような)していた。で、工事のおじさんがいたんです。KUMAさん、諦めきれずに、何度も交渉していました。が、結局、行かせてくれなかった。
もう4時ぐらいになってたかなぁ、こんどは「夕方になりゃ、オヤジ帰るで、待つ」とか言い出して、ここ越えられても最後まで通れるかどうか(オヤジは向こうから来ていたので、たぶん行けますけど)、オヤジ暗くなっても帰らんかもしれんし、と言って、しぶしぶ引き返すことに賛成してくれたんですが、いやー、そこから長かった。。
一つ南の梅ヶ島温泉の先の林道で峠を越えて山梨に出たのだけれど、KUMAさんの高速道路でくれるでっかい地図以外持ってなくて、人に聞きまくって、梅ヶ島温泉の向こうは越えられるとの情報を得て、向かったのですが、真っ暗になっちゃって、いや本当にまいった、「これどこ走ってんの?」「そろそろガソリンやばいけど」とかって。おまけに、「お前の方がライトが明るい、先を走れ」との仰せで、1mぐらいの距離で詰めて走ってるし、で、舗装に出て52号に出た時は、本当に嬉しかった。
そのあと最初に見つけた、橋の向こうにあった1軒のラーメン屋(たしか黄色のノレン)に入った。うまかったかどうか記憶ないが、ほっとしたこと、客は誰もいなくて店じまい前だったことは覚えてる。で、おばちゃんが、「あー、あそこの道は大変だよ」みたいな、そこのことじゃないだけど、みたいな。
そこから塩尻まで、帰ったところの記憶は全くない。寝てたのかも。
そういえば、入社しての1~2年(90年ぐらい)は、単独で林道つないで水窪ダムまで往復してたことがある。寮の晩飯に間に合ってたので、メチャクチャ飛ばしてたのかな。朝早かったのかな。ちょっとわかんないが、今だと到底無理だ。
その時の写真があればいいのですが、カメラなかったし。