結構ヤバい領域に達しつつ有りました。最小限界厚み3.4mmでしたが、厚み既に3.1mmまで摩耗しておりました。これはもうヤバいやろーってことで、ここに来てようやくプレート交換となったのですが、一悶着有りました。
リアのディスクプレート交換は、これで3回目ですが前回うすうすヤバいなとは感じていましたが放置していました。その結果、6個有るボルトのうち一つがどうしても外れず、あげく舐めてしまったのです。
ヘキサレンチは大抵、L字をしてますよね。ガッチリ食い込ませ且つトルクを掛けるにはあの形になるのですが、いかんせんL字で離れた距離で回転方向に力をかけると中心部分では大きな力で斜めに力がかかります。食い込みが浅いと舐めやすくなるわけです。今回のような皿ネジの場合は食い込みシロがあさいため、すこしでもうまく入ってないと舐めることになります。悪い事にプレート締結ネジはロックタイトで固着させているので、2回、3回と繰り返すごとにヤバくなってきます。
プレートの締結は六角穴付き皿のM6ボルトです。ヘキサはガッチリ食い込むので案外舐めにくいのですが、舐めると質が悪いです。皿ネジで奥行きが無い上に、ロックタイトで固着させていますので、舐めたら最後ぜってー外れん!
いや、なんとかバイク屋に持ち込むという最低の結末に至らず、自己解決しました。
- CRC556浸し、ハンマーで振動衝撃等
- ちょっと大きめのトルクスをハンマーで食い込ませ、電動インパクトでガツンと、あれれ?さらに悪い結果に。ロックタイトのおかげですね。
- マイナスビットを打ち込み、インパクトでがつん。だめ。
- そして最後に、マイナスドライバで縁に食い込ませ、ハンマーで押し回し、回らん!
- 縦横斜め、全ての面で、CRC556を吹いて且つ振動衝撃を与えた後、今度はハンマーインパクトドライバのビットをネジ頭に食い込ませたのち、ハンマーでガツン!!、、やっと45度ぐらい回った。ふー
ここから少しずつ、ハンマーインパクトとマイナスドライバの食い込ませとを繰り返して、奮闘。ほぼ1日がかりでようやく外せました。ハンマーインパクトは上から打撃するハンマーの力で回転方向に力をかけるものです。回転方向に少し力を掛けた状態で押さえつけ、ハンマーで思いっきりたたきます。
今回パッドも新品です。ご覧の通りパッドもヤバくなってます。もっともパッドはしょっちゅう交換しているので珍しくはないです。いつもと同じで、Brakingのシンターメタルです。プレートは前回と同じBraking社のwaveです。made in Italy。
パッド装着。プレート装着。舐めたネジはプラスの皿ネジを使います。とりあえずです。プラスの皿ネジをロックタイトで締結したら今度は絶対外れないことを確信します。なので、純正のボルトを発注する予定です。規格品では、ヘキサの皿ネジは有るんですが、ネジ部M6で六角穴がM5のものはないようです。規格品は穴がM4。M4だとトルク掛けられない気がする。
プラスネジの右上の赤い部分はシールでこれは剥がさないといけません。
そして、なんとか装着。もちろん、ブレーキフルードの調整はしました。
ついでに、フロントタイヤ交換をしました。こちらはあっけなく終わりです。
タイヤが柔らかい上に、以前に買ったタイヤレバーのおかげですね。何のクロウもない。。