会社に工場を作っておりその関係で数日の休日が発生したので、当初はどこにもいかないと思っていたのだが、特にやることもないようなので、急遽、龍飛へ行くことにした。フェリーも前日に予約した。
- 総走行=1300km
- ガス=49L
- 総額=36000円(フェリー、高速代含む)
13日は、以前から予定していた危険物取扱者の保安講習があり不可避のため、これを受講後に出発することにした。講習は松本合同庁舎であり16:00に終了、その足で松本ICから新潟に向かった。
新潟に到着までに、若干降られたものの、港に着く頃には止んでいた。フェリーはバイクが6台ほどで、秋田下船は3台。当たり前だが、平日でありおじさんが多いな、自分もだが。秋田は曇り多いが晴れていた。
9/14 龍飛へ向かう
いつものようにひた走りに走って、昼過ぎには岬に着いた。途中結構降られたが、岬に着いた時は晴れていた。しかし、雲が多く風がきつい、今までもかなりきつい風と思える。かなり長い時間岬で潰したが、買い出しを兼ねてぶらっとしてきた、三厩にある義経寺にも行ったことなかったので、行ってみたり。しかし、ここは行ったことがあると行って初めて気づいた。
龍飛のシーサイドパークでキャンプすることは決めていたので、4時ごろに受付へ。おばちゃん曰く「えっ?今日?・・・三厩にもキャンプ場ありますよ。。大丈夫ですか?、今日明日と9月では最高の風の予報ですよ。」う〜ん、、、「今までも何度かキャンプしているので大丈夫だと思います」とは言ったものの、海の方へ目をやると昼過ぎには晴れていた空がどんより、かなり黒いいかにも雨雲が近づいている。「雨は降るんですか?」「雨は100%じゃないですよ、50%の予報です」「へー、そりゃ確実に降りますな」みたいな会話をやりとり・・、、まぁ、最悪また炊事場に逃げ込めば良いや、、と考えました。炊事場ですが電気はつかず、おばちゃんがいうには壊れてしまって直してないとのことで夜は真っ暗かな。。
夕日を見るどころか、ますます真っ暗になり、そのうち風だけでなく、雨も激しくなり台風?かとおもうような暴風雨、結局逃げ込みました。受付のオバちゃんは速攻で帰宅されてました。そのご、少し止んで少し夕焼けみたいなものが観れたのですがすぐに、真っ暗になり、今度は雷雨です。その後何度か暴風雨を繰り返し夜は更けて行くのでした。何度ここにきて寝ても安眠できたことはない、今回も1時間おきに目が覚めてました。
炊事場も真っ暗でしたが、ロウソクの灯りひとつでもなんとかなった。というか、いつもろうそくしか持っていかないし。暗くても特に問題ない。もっとも無いとあるのとでは大違いである。
キャンプ人は当然一人です!
9/15 遊佐に向かう
例によって、山形の遊佐町の西浜キャンプ場(吹浦にある)に泊まる予定で出発。昨夜の嵐が嘘のように、風も少なく海も空も凪いでいた。これはまるで、義経が海を渡るときに急に海が凪ぎ優馬が現れ出たという伝説にぴったりではないか?
ひた走り、16時ごろには、遊佐についた。ここでも夕日を見たい。
あまり綺麗には見えなかった。美しい夕日を日本海で見ることのできる日は来るのだろうか・・・・
最後の夕食なので、豪勢に。いやピロシキと枝豆が増えているだけですが。
テントを張っていると、ライダーのジャケットをきた車で来ているおっさんが近づいてきて、「ぼく、いつもはバイクなんですけど、今日は違うんです。僕のテント、あそこなんですけど。えっと、あそこのテントの人もバイクかな?」、「たぶんそうですね、カワサキのバイク乗ってたみたいだから」と僕。あー、この人バイク野郎集めて自慢話し(かどうかわからないが)したいんだ、僕はピーンときて、買い出しに行くので、と言ってその場をすかさず離れた。そんなものに付き合わされたら、一人の時間がなくなる。
買い出しに行き、食材をテントに入れ仕込んだ後、おじさんはこっちをじっと見ていたが、無視して夕日を見に行った。すまん、人と話すために旅をしているのでは無いのだ。だれもが君と同じ気持ちでは無いのだ、そこをわかってくれ。たぶんおじさんはわかってくれたと思う。夜も、他のライダー二人と話しをしていたが、こっち気にしてくれてなかったのでホッとした。
いつもながら、ここでは非常に安眠した。夜も数回雨音で目が覚めたが、9時ごろ就寝で4時には起床した。
9/16 帰る日
朝方は降っていて、路面は濡れていた。酒田を越えて遊佐まで300キロぐらいかな。やっぱり海見ながら走りたいよね、となるといつものルートになる。代わり映えしないし、酒田以南はあまり面白みがなく、終わった感じがするから嫌い。
7号線ぞいにある、あつみ豚モニュメント、食ったことないけど、ちょっと怖い。
・・・
DR-Z400で行くツーリングもこれで最後な気がする。このばいく、来年4月の車検で18年乗ったことになる。買い換える気持ちでいる。となると、このバイクで使った振り分けバッグや荷物は、使えなくなるの、そう言った意味でも感慨深いな。ちょっと悲しいなあ気分がしている。もうちょっと乗っていようかなーなんて思ったり。