まとめ
- 走行距離=3900キロ
- ガソリン=120L
- 交通=35000円
思うに
会社のパワーアップ休暇(勤続25年)と通常休暇をくっつけての2週間のうち12日間。竜飛からいつも眺めていた北海道に渡ってきました。以前行ったことのある場所に、もう一度行ってみたいと思っていました。でも、仕事の都合で予定をずらしたりしたせいで、台風など天候に恵まれず、ほぼ毎日雨が降り、降ってない時は曇り空、カッパを着ない日はなかった。仕事も終わらせられなかったのでスッキリした気持ちでにもなれずどっちつかずで、気分的にもいまいちでした。
天候が良くなかったせいもあって、走り続けました。その結果、面白いことにも巡り合わなかった。
ツーリングを終えて想うに、自分の中の北端は宗谷岬ではなく竜飛だと思いました。北海道はどこも昔のようではなかった。寂れてるところも多数、変わってないのはオンネトーだけみたいな。今回チミケップには行けなかった、リベンジしたかったのに。
今回、総走行距離は3900キロ。新品に変えなかったので前後タイヤを履き潰しました。フロントの地肌まで使ったのは何年ぶりでしょうか。数百キロを残して地肌を見た時はドキドキしました。
いっぱい走ることになると思ったので、ライトカウルの上にペットボトルをさせるようにしてきた(写真)
交差点とかで、水を飲んで走り続けるパターン、案外落ちない。大いに活躍した。ウェストバッグにお菓子も入れて走りながら飲んだり食ったりしてたが、もう一個装着できるようにして、じゃがりことか入れられるようにしたら便利だったなぁ。
次いけるのは、たぶん、雇用更新のすぎた4年後か。定年後は金がなくて多分無理でしょう。(近所のおじさんも言ってました。定年後に行こうと思ってもお金がないから在職中に無理して行ったほうがいいって)
8月29日(月)曇り
フェリーは30日であるが、30日は台風の雨で新潟に今日行って宿にでも泊まっとけと言われるので、3時ごろでて新潟駅前のビジネスホテル。夜はラーメン
8月30日(火)朝から雨
10時半、新潟発の小樽行きフェリーに乗る。ちょうど台風10号と東北あたりでクロスする関係で、到着が最大で5時間ぐらい遅れるとのこと。相当揺れるので覚悟してください、、と受付のオネーさん。酔い止めは当然飲むが、ゆれたが、起きている間はそうでもなかった。寝てる時に台風とクロスしたと思われる。
8月31日(水)曇り時々雨、一時激しい。
1時間遅れで到着。最初降っていなかったが、途中から雨に、断続的。カッパを着込んで北を目指す。時々降るんでほとんど止まらずに走り続ける。どこも寂れてるし道路は変わってしまっている。最後にきてから20年たつし。サロベツ原野の道は舗装はされたものの変わらない風景、雨は激しかったなぁ。そして宗谷岬。あのモニュメントは変わらないけど、周囲の土産物屋は1軒だけかな。あとは閉まっているかどうかだな。時間が潰れん場所や。
400キロぐらい走ったのでしょうか、宗谷を回り猿払村(風車があるとこね)でキャンプ設営(4時半ごろ)、¥300。400キロ以上走ってるな、走りすぎ、雨だから休みもしないので。
9月1日(木)曇り、一時晴れ
昨日の夜露と小雨でテントがびしょびしょ。朝も濃霧と小雨、カッパで走り知床を目指す。途中、神威岬のトンネルを越えたら一瞬晴れ間が出て、テントとかを天日干しして再出発。
神威岬から部分的に晴れ間が出まして、知床のあたりでも晴れてました。ここまでサロマ湖や網走すっ飛ばして走り続ける。
知床では美しい夕日が見えました。湾内に何か作っていて全部見えませんし、雲があって海には沈みませんでした。また巨大な建造物も建設中でした。世界自然遺産でしたね。。街の様子は変わってしまい、途中の道も過去の記憶を蘇らせることはできませんでした。知床のウトロキャンプ場、ここは国設ですね。¥400。キャンプ場の周囲には巨大なホテルが乱立、なんなんですかこれは。
台風の影響で、オシンコシンの滝は激濁流で近寄ることもできません。今日も400キロぐらい走ってる。
9月2日(金)濃霧、曇り、一時雨
朝から濃霧、小雨です。カッパを着込み知床峠経由で根室へ向かいます。視界が数mで一旦知床五胡の駐車場まで行ったんですが戻ってきました。視界が悪いせいで、途中、鹿やキツネがなんども出てきてかなりビビりました。そのまま、知床峠を向かったところ峠付近のみ雲の上に出て晴れており羅臼岳を見る。ここは変わってませんね。
羅臼の道の駅でカニを買わされて送ったのだが、よく考えたら子供達はカニが嫌いだった。今年は天候不順でカニは高い。
野付半島も行ったけど、特に面白くもなく、根室まで走った。
ここの北方領土館で長居をしてしまった。四島(しま)返還の日が平和の日である。と書いてある。
小雨だが、霧多布岬に向かう。キャンプ場は変わらず無料。
9月3日(土)曇り、一時雨
霧多布岬キャンプ場の早朝は霧でしたが、霧は晴れ曇り、また小雨というパターンです。
弟子屈に向かい、摩周湖〜硫黄山のお決まりコースですが、バイクはいません。かわりに中国系、韓国系の観光客が多いのでしょう、看板や案内にはハングルと漢字が併記されています。摩周湖は澄んでいます。昔は水がもっと少なかったとでかい声で話すジジーがいましたが、いや、昔からこんなものでしょう。
そして、屈斜路湖、美幌峠まで来ましたが、昔の面影がありません。昔のはこの古ぼけた看板ですな。揚げ芋の土産物店は巨大な道の駅です。当然ですが何もかも変わっていて、どうも昔の記憶は昔のまま引き出しにしまっておくのが良さそうです。
今夜はオンネトーキャンプ場です。¥350、変わらないです。オンネトー湖、、変わらないです。携帯も圏外。観光バスもここまでは来ません。(手前の宿までは入ってくるようです、災害で足寄方面への道は閉ざされています。)。ここで、92年にSさん、Aさん、Nさんとキャンプしたんですね。それがどの場所だったかは思い出せませんが、キャンプ場の半分は朽ちてます。
キャンプは、バイク1名、登山客2名の寂しいものです。
9月4日(日)曇り、午後雨
オンネトーキャンプ場から、行きたかったトムラウシ温泉と然別湖キャンプ場で泊まるという目的がありましたが、台風10号の災害影響で両方とも達成できませんでした。それが今回の心残りですん。
オンネトーキャンプ場の様子を少し。ここも国設です。
で、トムラウシ温泉は、台風10号の災害影響で温泉は休業、道路は通行止め。行けるところまでいっちゃれと思いましたが、道がありませんでした。
次の目的地である、然別湖。。。うううん、ここも災害影響ですな。キャンプ場は閉鎖、道路は通行止め。
鹿追の道の駅に情報が出てました。然別峡キャンプ場も行こうとしたのですが、ここも閉鎖中で、鹿追の森のキッチンかわいさんでテントを張らせてもらいました。¥540です。
9月5日(月)朝雨、曇り後、夕方雨
1日余ってしまったので、コインランドリーと風呂の調達に、足寄に戻ります。帯広近辺は台風10号の災害でひどいとのことで、迂回しつつ南下し、最南端で日高をパスする計画です。
途中糠平湖も見てきました。三国峠(旭川に抜けられる)も昨年からの災害で通行止めです。頂上まで行けるとのことでしたが、人車が通ってないせいで獣の匂いが半端ない。糠平湖は危険水位を超えて常に放流しており、十勝ダムも同様とのことで、いつまでも十勝平野の洪水警報が消えない。
朝ごはんは、パン焼きとコーヒーです。雨降ってるんでテントの前室で。今回、前室持ってきててよかった。
浦幌の森林公園キャンプ場にしました。バイク2台、あとから品川のおじさんがバイクで来て、今日は雨だから「僕はバンガローにします」と言ってましたが、僕は「きっと今夜は降らないですよ」と言いましたが、おじさんが正解で夕方から激しく降ってました。
途中寄った留真温泉。。こんな綺麗に様変わりしてます。しかも、アジア系の人がたくさん来るらしく、看板やいろいろがちょっとヤバい。
9月6日(火)雨
くそー、朝から雨だぜ。今日は1日雨だな。セキレイ館に寄ってく?、それとも、1泊する?とか考えながら雨の中走ってましたがすぎてしまた模様。雨で戻る気はない。襟裳岬に向かう。
襟裳岬。。霧の中でなんも見えん。風の館っつうのが出来てて風の体験ができるらしい。最近どこ行っても妙なイラストが描かれてる、、意味不明、名前までついてて、左の子は「襟裳 岬」そのままやんけ。襟裳岬の土産物屋も駐車場も変わっとるわい。土産物ババに昆布を売りつけられた。ここにもアジア系の人が来るらしい。
雨の中、日高の方へ回り、JRの日高線は災害での破壊されつくしててひどい。海岸線沿いには大量の流木が積み上げられその量は半端ない。悲しくなるね。写真は撮らなかった。昆布も全滅ですよね。鹿追で食ったラーメン屋のおっちゃんの話では、十勝はずっと天候が悪くて、畑のもの、スイートコーンやジャガイモはかなりダメらしい。根が腐っちゃってて、とのこと。で、ここで台風10号で全滅になったとのこと。
今夜は静内温泉横のキャンプ場に決めてたのだが、行ったら、災害影響でキャンプ場への道が決壊で閉鎖中。実際行ったら道がなかった。なので、ちょっと先の新冠町にある、判官館森林公園キャンプ場(はんかんだて、と読むようだ)にしてみました。キャンプ、私一人でしたが、バンガローに青森のカップルがいた。どっかで見たことある、、襟裳岬だな。
夕方も夜も雨でしたが、夜中、外に出てみたら満天の星空!、天の川も。
9月7日(水)晴れ、昼から曇り一時雨
午後に結局カッパ着た。テントやっと干せたか。キャンプ場には黒ネコがいて、昨夜から、まとわりついてました。
食べ残しをやってたら、別れが惜しくなってしまった。
今日は、フェリーの日なので支笏湖と洞爺湖を見て苫小牧に行こうとしてました。
洞爺湖、さびれとるなー、サミットがありましたね。。。サミット後の建物は庁舎と展示物になっとるようです。なんですか、この萌えキャラは、意味がわからん。しかも、この顔ハメ、意味不明。
で、十分な時間で苫小牧近くに着いたはずなのですが、東港まで迷って近くまで行ったところで2往復近くしてしまい19時半ギリギリ、出港が遅れたせいで間に合ってよかった。
9月8日(木)朝曇り、午後雨
洛陽では仙台行きフェリーですが、私は苫小牧発秋田行きフェリーで、朝7時半に秋田に到着。昨年は忙しくて行けなかった竜飛へ向かう。
やっぱり、龍飛やな。竜飛崎や。松前半島は見えないが、竜飛や。そして、石川さゆりの津軽海峡冬景色2番。ボタンは何度も押す!。そして、たそがれるにはここ、ここしかない。2時半に到着しキャンプ申し込み3時に設営、、とここまでそんなに風雨も悪くなかったが、三厩まで買い出しに行って帰ってきた頃は、テントも風も雨もかなり激しくひどいことに。キャンプ管理棟のおばちゃん、「大丈夫ですか?、夜はもっと激しくなると思いますよ」「すいません、バンガローに替えてもらえます?」というわけでした。
結構強風の中でここでテント張ったこともあるけど、今回はそれ以上だった。雨も風も。風は巻いている感じだった。夜、浜風になったり海風になったり、と。
土産物屋は、珍しく3軒とも開いていましたが、田中商店の名物タコはありませんでした。ここでタコを買うのを楽しみにしていたのだが、今年は天候不良でタコの水揚げは少ないとのこと、天候悪いとタコを干すのもできないので、ないとのことでした。
いつまでも、変わらないここが好き。
9月9日(金)雨、午後から曇り
龍飛から秋田を越えて山形の遊佐町、西浜キャンプ場に向かう、約350キロ。いつものパターン。
十三湖では晴れ間も。フロントタイヤがやばい
あと600キロぐらいあるのに持つんか?
西浜キャンプ場には、5時頃着。買い出しをして、キャンプは当然一人で、暗闇の中、飯を食う。風呂は入らなかった。明日はいっぱい走らないとはよ寝よ。しかし、夜半過ぎからのたびたびの暴風雨により何度も目が覚め、寝つきが悪かった。
9月10日(土)雨、午後晴れ
帰る日。自宅まで460キロある。新潟入るまでは激しい雨の断続だった。新潟で急に晴れてやがんの!むかつく。
自宅に5時に到着。タイヤは全部繋がってるけど持った。