購入前にDR-Z400 / DR-Z400S の違いを検証


★国内”S”モデルの地上最低高の値が違うのは乗車1Gでの値でレーサーはサスがのびきった状態だからだとの話である。モノは同じと言うことね。(2000.6.12)

 DR-Z400Sを購入、改造するに当たり違いをまとめてみた。サスは同じといわれている。 乾燥重量で10Kgの差がある。何が重いのか?

項目

DR-Z400S(日本) DR-Z400S(EU) DR-Z400E チェック
仕様 公道仕様 公道仕様 セル付きのコンペ  
乾燥重量 129Kg 132Kg 119Kg その差10Kg!
何が重い?
シート高 895 935 945 日本仕様はシートが薄い。
車幅 875 825 825 日本仕様はエンドキャップがついている。何のため?
軸距離 1475 1475 1475 同じだった。
最低地上高 300 315 325 サスか?
Primary Drive Ratio (2.96) 74/25
(2.96)
74/25
(2.96)
 
Final Drive Ratio (2.866) 43/15
(2.866)
47/14
(3.357)
スプロケの変更のみで対応。
キャスター 28°45” 27.4 27.6  
トレール 117mm 109mm 114mm  
OIL容量 1.9 1.7 1.7 誤植かな?
タンク スチール スチール 樹脂 1Kg程度?
キャブ BSR36 BSR36 FCR39 当然変える
+6万?
ブレーキ 甘い 甘い きつい ホースは交換
ハ 後でもよい?
ライト 35/36.5W 55/60W 36W 日本仕様はRMXライクである。(ライトが小さい)
ファン あり あり たぶんない 1Kg?
リアフレーム あり あり たぶんない 2Kg?
メーター デジタル デジタル トリップ 1Kg?
レギュレータ 重い 重い 軽い たぶん、ここで1Kg程度の差はある
車載工具 ある ある ない 1Kg
排ガス抑制装置 ある ある? ない



このように思う・・・・・・
 フレームはおそらく同じ物だ思う。キャスターとトレールが違っているのにホイールベースが3台とも同じということは、乗り手(市場、車重の違いから)にあわせてパフォーマンスを保ったままシート高とサスペンションを変更した結果だと思う。したがって、安易にサスペンションのセッティングを変えたり、レーサーの部品に変えることは操安性を損なうことになり兼ねない。
 おそらく、サスペンションのセッティングをレーサーのセッティングにするためには、
トップブリッジの変更が必要だろう。あるいは、サスペンションをレーサーと同じ部品を使ったためにトップブリッジを変更せざるを得なくなった。と推測する。

安易にコンペモデルに近づける(パフォーマンス、ルックスとも。特にルックスが大事!!)には、

  • シートをレーサーにする。(だいぶ厚みが違う)
  • キックペダルをつける。
  • タンデムステップを取る。
  • キャブレターをFCRあるいはレーサーにする。
  • サイレンサーを変更する。(変更しなくてもいいのか、エンドキャップの変更のみでいいのかはわからない)
  • タンクをレーサーの樹脂にする。(ボルトオンだと厳しい)
  • ブレーキホースをレーサーにする。(前後とも、サードパーティ製でもよい)
  • リアシートバッグをとる。
  • リアフェンダー(サブ)をレーサーのLEDタイプにする。(ブレーキランプの加工ができないと無理かも)

このようなところで、まず手を打つのが妥当ですか。これに乗って初回ツーリングを楽しむ。夏頃にはより激しく走るハスであるので以下のように考えよう。
ここまできたら、次は

  • サスのセッティングをレーサーにする。(トップブリッジの変更も行う)
  • メーターをアナログにする。(かなりの軽量化がはかれる。
  • ヘッドライトカウルをレーサーのクイックリリースタイプに変更する。
  • 前後リムをレーサーのものに変更する。(スポークニップルがアルミになる。ハブごと交換しないとだめだろう)
  • ファンも取る。バッテリを小型にするか、取り払う。(これはできないのかも)
  • デコンプレバーをつける。
  • ピストンとシリンダヘッドをレーサーにして圧縮比を変える。
  • スプロケットを前後レーサーモデルにする。(アルミ製のサードパーティも可)
  • ハンドルをPRO-TAPERにする。(トップブリッジごと)
  • ステアリングダンパーをつける(SCOTT製)
  • サイレンサーはFMF
  • タイヤはVE40/35F
  • ハードチューブに前後ビートストッパー。



考えるだけでたのしい。でも費用はない・・・・