DR−Z400のインプレを記す



注記:"R"=国内レーサー,"S"=国内市販車,"E"=コンペセルモデル

2000.7.2 更新

現況

 慣らしが終わって、ツーリングも行って、現在4000キロ弱になりました。
タイヤをVEに履き替え、ビードストッパを前後装着して、林道に行きましたが、”いいです”。

パワー感

 中高速にかけて、凄く出る。低速はDOHCの宿命?DR350と比較して”ない”と思う。とことこ、走ることは性に有っていない感じである。
 林道でも回すとサスがいいせいか、凄く走る。ただ、テクニックは素のママなので恐怖感が募り、恐い。

 慣れてきて回すようになったが、負圧キャブでは限界を感じる。アクセルONは割とダイレクト(軽い)なんだが、OFFがとろい。ストリートでは対して影響ないが、林道で、特にギャップを越えるときに、フロントを少し浮かすときによくわかる。どうしても改善したい部分である。

サスペンション

 レーサーの物と同一というのは嘘ではなかった 。剛性が高いって言うのか、かなり堅い。DR350の北米仕様より、その上の次元であると素人として思う。

ブレーキ

 ニュッとした感じが、好きになれない。リアのブレーキシステムはレーサーのモノと同一である(パーツリストによる)。
 フロントが違う。フロントはマスタシリンダがレーサーのモノとホースの出口方向が変えてあってホースを流用することができない(困った)。サードパーティ製品で出荷されるのを待つしかない。


気になるところ

中開度から完全に全閉した後の急激なアクセル動作で、吹け上がりに一瞬つまずく。いきつきみたいなのを発生する。アクセル開度に併せたキャブ内の負圧コントロールプランジャーが悪さしているようである、と勝手に考えている。(アクセル開度にあわせて、キャブレータ下部に仕込まれたリフト装置が電気的に上下することによってキャブレター上部の負圧を大気圧と同じにして負圧バルブを下げる機構を持っている。これも排ガス規制に関わるモノであるらしい)。
二次エアシステムは、受動的なモノでそんな悪さはしないらしい。

堅いシートだ。KLX250SRと同じで細く、お尻が痛い。レーサーの物に変えると、すごくよくなった。肉厚も付き、ポジションもストックとはまるで別物である。だいぶレーサーに近づいてきた。僕の場合、林道走行が主でほとんどシートに座っている。このためシート上のポジショニングの位置づけは大きい。また、シートに座っているときに膝が伸びていることの意味は大きい。

右側のタンデムステップが除去できない。マフラーと共締めになっている。ステーを自作するか、リアフレームごとレーサーの物に変更する必要あり。後者だな。
と思っていたが、湯水のような浪費家になれず、自作ステーで落ち着いている。コストは¥0である。

レバーの取り付け角度がDR350から変えられており、ほんの少しの差で部品の流用ができない。”ヤマ”さんの情報によると、DJEBELLのレバーがうまく装着できるようなことである。