入笠山周辺の林道情報

最終更新日[2003/09/06]


ここは、入笠山周辺林道の一部「金沢林道」の途中です。後ろに八ヶ岳、裾野に広がる富士見高原です。
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更新:1997.06.05 ☆林道P,Nの発見


A:金沢林道 B:猿が払林道 C:町道高嶺線
D:牧場線 E:黒河内林道 F:南アルプススーパー林道
G:女沢林道 H:南峠?林道 J:林道日影入線
K:林道 L:林道 M:不明線
N:林道(新) P:林道萩の尾線  

【紹介】
 全体的にどこにでもある林道風で、道幅もほぼ1.5車線と広く、初心者にぴったりだと思います。ただ、雑誌にも広く紹介されており交通は激しいです。入笠山(にゅうかさやま)は標高1955mで、林道の最高所は紅葉軒の前の広場で1800mあります。近くにはキャンプ場も数個あり、ロッジも数軒たっています。入笠山の周囲は牧場となっており牛が放し飼いにされています。入笠山に登ると富士山、南アルプス、八ヶ岳、北アルプス、中央アルプスが見え、360度の展望がすばらしいですので是非上ってみてください。それは感激します。また、夕暮れ近くになると夕日で八ヶ岳が真っ赤に染まりそれはそれはきれいです。きっときっと感動します。最近は舗装化が進んでおり富士見側からのアプローチではダートをほとんど通らずに入笠山までこれたりします。
【入口】
 最も簡単なアプローチは、中央道を「諏訪南IC」で降り、富士見(R20)方面へ右折します。少しでR20のT字路になり、そこを右折「諏訪方面」します。少しで歩道橋が見え、JR青柳駅前のバス停にでます。左に上る道があり、道なりにすすむと林道入り口になります。そこは、金沢林道(地図の林道A)と言います。全長10Km程度でしょうか。整備されていて道幅も広いですが、「あぁぁっ、林道」って感じでいいと思います。

【林道A】
 先ほどの入り口から入ると、最初は路面状態があまりよくない。そのうち整備された林道となり、大きく左へカーブしている開けた所になる。そこが、このページの最初の写真の場所だ。椅子があり広場がある。雄大な八ヶ岳と裾野に広がる富士見高原を見て感慨にふけるのだ。天気が良ければ、左手に富士山がそびえるはず。ここが富士見と呼ばれる所以だ。天気のいい日の夕焼けは八ヶ岳が燃えてきれいだ。
 いくつかカーブを重ねて高度を上げていくと、ちょっと崩れた場所にでる。そこの橋は砂利が浮いていて滑りやすいので気をつけよう。ここまでくれば、金沢林道(A)はあとちょっとになる。もうあまり展望はよくない。昼なお暗い林道は、アクセルをあけさせる。

【林道B】
 突然、T字路にぶちあたることになる。そこにはなぜか旅館の看板とともに赤い千代田湖の文字がある。右(北)に行けばそこは猿が払林道(地図上B)ガードレールのない林道をゆけば、整備されつつあるが、一部ガレている短い林道をから舗装にでて暫く走ると千代田湖に出る。ここは、夜ジェイソンがでてきそうな湖で、キャンプ場もあり利用客は多い。千代田湖は舗装だがぐるっと一周できる。千代田湖を通って西へ行くとゴルフ場の脇を通ってR256の杖突峠にでるのだ。そこからは、今回紹介しないが、林道日名倉線(地図上林道J)で、後ろ山へ。または林道K(名無し林道)を通過して諏訪湖へショートカットできる。金沢林道はここを左折するのだ。道はくねくねしながら上っていく。楽しい。ウフフ。

 そのうち緩やかになり大きく左にカーブしているところがある。何やら看板があり細い道が右手にすすんでいる。そう、上の写真にもあるようにここは、武田信玄の時代に金山だったのである。そのときの「鉱夫の墓」が奥にある。たまに散策している人がいるので、あまり入らない方がいいと思う。そこは道なりに進む。

 そこには、舗装路が横たわり、直進がダート左右が舗装路という場所。そうここは芝平峠。数年前は全部ダートで、オフロードライダー達がたむろしていた場所である。
 舗装を右に行くと2キロほどでダートの入り口を発見できる。林道Cである。ダートの入り口の手前に舗装の下る道があるが千代田湖に行くことができる。
 芝平峠のダートを、直進するとダートで、数キロで道は舗装になりどんどん直進するとトンネルを抜け林道Cの出口にでる。直進するとR256にでることができる。途中何カ所か林道Cへ抜ける道がありおもしろい。
 私は密かに、この林道Cこそが入笠山の最後のロングダートであると思っている。走り屋はぜひこっちを走ってほしい。ここは町道なんとかという名前で呼ばれている。景色は八ヶ岳を望む基幹線ほどではないが、おおきく木曽駒ヶ岳を望み、眼下には伊那谷を垣間みることができる。道も変化に富んでいる。

 入笠山へ向かうには、前述の芝平峠から舗装路を左(南)へ上ることになる。昔は全線ダートであったが、舗装されてから日はまだ浅い。有名になったということなのか?くねくねの1車線をのぼりつめると「入笠山」との標識(青色)がある三叉路にでる、直進は舗装で、入笠山の西側の斜面(牧草地帯)をたどって、結局入笠山に続いている。ダートライダーは、ここを左に林道Dの方へ入ろう。最初ちょっと荒れている。でもすぐ普通になる。登りはドリフトしながら、トモさんの林道テクをふんだんに使って上ろう。(大したことじゃないが)くぼみがあったりするからだ。

【林道M】 そのうちいくつか左(東)へ下る道への分岐(林道M)を発見できるだろう。だが、そこには「通行止め」「通り抜け不可」などと看板がでていたりする。ここはたぶん私有地なのだろう。乗用車ではたぶん不可だろうがバイクは可能だ。当方で確認している道は2つありどちらも通り抜けられる。かなり険しいがトライアル車が必要という程のことはない。地図上点線で記したが、どこに出るかは、みなさん走ってからのお楽しみだ。入り口も具体的には教えられれない。
 林道Mの分岐を通過すると、キャンプ場を発見できる。多くの人がたむろしているだろう。ロッジやら別荘などもあるし、富士見パノラマスキー場のリフトの頂上駅もある。さらに直進すると1キロほどで大きなT字路になる。T字路を左に下ると、これは富士見町の方へ降りることができる。ここも数年前は幅広ダートだったが、いまは舗装されてきている。三叉路を直進するとすぐに天文台をすぎて、峠(広場)に出る。そうここは紅葉軒の前である。シーズンともなれば店も開いているしハイカーとMTBの輩がたむろしている。噂では夏でも富士見パノラマスキー場のリフトは動いており、MTBの人たちが、今回紹介している逆のルート(下り)でダウンヒルしてまたリフトで上ってくるという。突っ込んでこられるかもしれないので注意して走ろう。こっちが止まっていても、こっちのせいになってしまう。バイクはいつでも悪者扱いだ。けしからん。MTBのコースができる前、私はいつも、ここで30分程仮眠したり、コーヒーを飲んだりして他のライダーとお話したものだ。時代は変わる。

【林道E】 紅葉軒で十分やすんだら、いよいよ林道E(黒河内林道)である。紅葉軒の前を直進し、テキサスゲートをすぎると1キロほどで三叉路に出る。直進すると先ほどの林道Dとの分岐の舗装路に出ることができる。牧場の中をのんびり走れるので、牛の糞にまみれるデートコースにはぴったりかも。
 ここは入笠山、農協ハウスの方へはいろう。農協ハウスは、寺崎氏やカソリ氏などが海外ツーリングの宴などと称して、大キャンプ大会をやる場所であるので、知っている人は多いだろう。ちなみに私は参加したことがない。農協ハウスの方へ入ると暫くして、ゲートがある。バイクを降りゲートを開けて中に入る。ただしゲートは必ずしめること。ここからが林道E(黒河内林道)の始まりである。空気圧のチェックをしておこう。約20キロひたすら下る事になるので、力を入れなければならない。ゲートを閉めて少しで再びゲートがある。ここも開けて又閉めておくこと。心ない人のためにここが走れなくなるのはまっぴらごめんだ。この林道は全線フラットで道幅も広く結構とばせる。ただしガードレールはなく、川沿いで深いので落ちたら命はないだろう。20数キロ下ると舗装になる。
 途中いくつか、枝道があるが、どこもゲートが閉まっている。ゲートの脇を強引に入っていく人がいますがそれだけはやめてもらいたい!。

【林道F】 暫くして、南アルプススーパー林道の入り口になる。ここは村営のバスのみ通行できる林道である。バス停のある仙流荘から村営バスに乗って標高2500mの北沢峠まで約1時間である。バスに乗る価値はある。私も一度乗ったがすばらしい。ここまでツーリングにきたらぜひ乗って北沢峠に上ってほしい。きっと感動するでしょう。


 ここが仙流荘前のバス停である。バスは6月から10月頃までOKである。そばなど食する事ができるのでよろしいかも。
 ここを舗装をそのまますすめばR256に抜けることができる。R256の接続はバス停「戸台口」である。南側に赤い橋がある。右(北)に行けば高遠町へ出ることができる。高遠町は、日本3大桜名所の高遠城跡公園が有名である。高遠饅頭でもお土産にどうでしょうか。
 だが、健全なオフロードライダーは、南下(赤い橋を渡り)してすぐ右の(西へ向かう)林道G「女沢林道」へ進まなければならない。そこは、「高烏谷山周辺林道」なのだ。


【林道J】
 蓑輪ダムから日影入線でR256へのルートは急ピッチで舗装化工事中だ、冬前には全線舗装化されるだろう。悲しいことだが、これが現実だ。(2003.9.6)。10年前は日影入線はかなり荒れたルートで山奥の林道の印象があった。また蓑輪ダムへの林道も道幅細く、ダムの湖底を通るようなルートであった。今は面影もない・・・

 R256号、杖突峠を少し高遠町へ下る(南下)と右手に上り口がある。林道標識もでているのでわかりやすい。この林道は最近やたら舗装化されているが2年前は全部林道だった。交通量も少なく荒れ放題だったが、今はどうだろうか。道なりに進むと箕輪ダムに出、辰野町と伊那市の境あたりにでる。そこは国道153号だったりするのだ。箕輪ダム方面に向かう前に、三叉路がありさらに林道は続いている。そこをいくと、短い林道を通り有賀(あるが)峠。県道で辰野町と諏訪を結ぶ線、にでる。
 そこから、辰野町側へ降りて数キロで、辰野町になり、道なりに直進すると線路を越えると、左手に「モンマート」を発見できるだろう。そこは、王城公園周辺林道の入り口である。林道をつないで遊びに行こう。

【林道K】
 R256号、杖突峠から諏訪方面に側に少し行くと左手に通行止めの看板と何やら荒れた下る道が発見できるはず。そこが林道Kだ。名は不明だが、少し行くと石碑があったりするので旧道であるのかもしれない。ここはかなり荒れている。オーバースピード危険かもしれない。下りは結構急で、途中川沿いがかなりきている。蓼科の大石川林道(現在通行止め)に匹敵する。途中枝道が在るので散策するのも悪くない。

【林道L】
 ここは、林道B(猿が払線)からR20へ抜けることのできるルートである。途中、別荘地とかあるので交通量は割と多い。道はそんなにおもしろくない。R20の諏訪バイパスに抜けることができる。詳しくは探してみてください。

【林道H】
 林道Jから諏訪方面へ抜けることができる。ちょっとわかりにくいかもしれない。R256から林道Jに入った場合、箕輪ダムへの分岐を抜けて数キロで舗装にでるが、そのまま道なりに進むと、三叉路にでるがさらに北進するのだ。2キロ程で三叉路となり左が有賀峠へ、直進が後ろ山である。ここを直進すると暫くしてダートになる。ここも相変わらず荒れているが、茸山であるのでその時期にはご注意を、不用意に入山すると逮捕される。直進するとそこはT字路になっているが直進すると暫くで道は終わる。ここは左折しよう。荒れた道をガンガン上ると、峠となり、今度はガンガン下る。諏訪の神社の近くにでることができる。大石ごろごろの超おもしろい林道であるので是非、行ってみてほしい。この林道を走っている人は少ない。

【林道C】
 走り屋には、おすすめである。林道A〜林道Bでもふれたが、北側の入り口は千代田湖の南にある、千代田湖を南下すれば、すぐT字路があり簡単に見つけることができる。さて南側の入り口は、ちょっと説明しにくい。
 R256の杖突峠を更に南下し、高遠町の方へ向かう途中、左手にガソリンスタンド(確かESSOだったと思う)を見つける事ができる。GSをすぎすぐ左に入る道がある。道なりに上っていくと、トンネルになる。このトンネルは林道Bから芝平峠を南下したところである。そう、このトンネルの入り口手前に右に上っていく道がある。最初、舗装がボコボコで、「はっ?」って感じだがすぐ林道になる。
 全長約20キロで、道は変化に富んでいる。枝道もかなりあり、遊べる。なお、この林道は昔の昭文社の二輪車ツーリングマップに載っていない。雑誌にもほとんど紹介されてなく、秘密の林道?
 でも最新のツーリングマップルには載っているのだ。残念。

【林道N】
 ここは、最近発見した。でも新しい林道じゃない。ここは、林道Cの途中から西へ下る道がありそこからどんどん下ると、田んぼの道にでる事ができる。国道152号線に出ることができる。場所は、JRバス停「北原」駅にである。国道から入るには右の図を参考にしてください。
 林道自体は、くねくねくねくねと執拗に曲がっており、一気に下る。割と道質はいい。はしりやすい。車も少ない。とってもいい。良い感じだ。
【林道P】
 ここは、何となく抜けているような感じではあるが、抜けていない悲しい林道である。路面状態。および環境はタカボッチ林道に似ている。


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