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diobaja:dioyakituki [2012/05/13 23:20] – [新ピストンセット] kingdiobaja:dioyakituki [2013/07/20 17:14] (現在) – [ホースのエア抜き] king
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 自宅まで2kmほどのところで、カリカリ音がし始め、そのままストン、エンジンかかけても、またストン。そのうち、抱き付きのようになりキックも踏めなくなりました。バイクをおき、歩いて帰り軽トラ借りてとってきました。 自宅まで2kmほどのところで、カリカリ音がし始め、そのままストン、エンジンかかけても、またストン。そのうち、抱き付きのようになりキックも踏めなくなりました。バイクをおき、歩いて帰り軽トラ借りてとってきました。
  
-|{{:diobaja:p1120377.jpg?direct&200|}}|早速開けたところ、、、シリンダに縦筋がありますね。うーむ。抱きついたようだったんですが、ピストンは動いてます。インテークからマグライトで覗くと、下のリングが無いようです。どこいったんでしょうか。。。。| +|{{:diobaja:p1120377.jpg|}}|早速開けたところ、、、シリンダに縦筋がありますね。うーむ。抱きついたようだったんですが、ピストンは動いてます。インテークからマグライトで覗くと、下のリングが無いようです。どこいったんでしょうか。。。。| 
-|{{:diobaja:p1120378.jpg?direct&200|}}|シリンダからピストンが抜けません!\\ 抜けないと、ピストンが外せん。いずれにせよ、シリンダ、ピストンは交換じゃな。いや、こいつにそこまで投資するのか?という疑問も。。| +|{{:diobaja:p1120378.jpg|}}|シリンダからピストンが抜けません!\\ 抜けないと、ピストンが外せん。いずれにせよ、シリンダ、ピストンは交換じゃな。いや、こいつにそこまで投資するのか?という疑問も。。| 
-|{{:diobaja:p1120376.jpg?direct&200|}}|シリンダヘッドは使えそうです。一部にススが全く付いてない所があるのですが、これはなんでしょう。|+|{{:diobaja:p1120376.jpg|}}|シリンダヘッドは使えそうです。一部にススが全く付いてない所があるのですが、これはなんでしょう。|
  
 ===== ピストン取り出す ===== ===== ピストン取り出す =====
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 届きました。すぐ来ました。送料込みで5500円です。スクータごときへの投資としては高いですね。部品としては純正より安いのかな。 届きました。すぐ来ました。送料込みで5500円です。スクータごときへの投資としては高いですね。部品としては純正より安いのかな。
  
-|{{:diobaja:p1120389.jpg?direct&200|}}|ピストン、ガスケット、ピン、Cリングとピストンリング、そしてシリンダのセットになります。\\ Cリングは形が違います。| +|{{:diobaja:p1120389.jpg|}}|ピストン、ガスケット、ピン、Cリングとピストンリング、そしてシリンダのセットになります。\\ Cリングは形が違います。| 
-|{{:diobaja:p1120392.jpg?direct&200|}}|さっそく、リングをはめてみます。\\ ピストンリングは3個有りまして、エクステンションと1stと2nd。\\ Tマークが付いている方が上で、1st(Top ring)は少しほそく、上面が傾いている(よく見てもわからない)。んで、2ndは少し太く四角い。太さが違うので、溝も太さ違うから、たぶん間違いは無い。| +|{{:diobaja:p1120392.jpg|}}|さっそく、リングをはめてみます。\\ ピストンリングは3個有りまして、エクステンションと1stと2nd。\\ Tマークが付いている方が上で、1st(Top ring)は少しほそく、上面が傾いている(よく見てもわからない)。んで、2ndは少し太く四角い。太さが違うので、溝も太さ違うから、たぶん間違いは無い。| 
-|{{:diobaja:p1120395.jpg?direct&200|}}|結構、強引に入れたけど、折れなくてよかった。最初、中央を少し入れて、広げつつ片側を入れて押し込みながらもう片側を少しづつ。合い口の位置にぽっちがあるのでそれを合わせる。\\ んでもって、合わせた状態を指で押さえつつ、シリンダを差し込む。(って、これが結構難しい。シリンダが重いのと、エンジンを外左図にやっているのでよく見えない。。。。)\\ 写真の様にピストンピンを押えるCリングはラジペンでつまみやすいようになっているが、簡単に外れそうで怖いですね。しかし作業性はすこぶる良いです。|+|{{:diobaja:p1120395.jpg|}}|結構、強引に入れたけど、折れなくてよかった。最初、中央を少し入れて、広げつつ片側を入れて押し込みながらもう片側を少しづつ。合い口の位置にぽっちがあるのでそれを合わせる。\\ んでもって、合わせた状態を指で押さえつつ、シリンダを差し込む。(って、これが結構難しい。シリンダが重いのと、エンジンを外左図にやっているのでよく見えない。。。。)\\ 写真の様にピストンピンを押えるCリングはラジペンでつまみやすいようになっているが、簡単に外れそうで怖いですね。しかし作業性はすこぶる良いです。|
  
 ===== 組み付け ===== ===== 組み付け =====
 2stオイル塗りたくって組み込みました。組み込みはピストンリングを越えられたら楽勝です。もちろん、付ける前にスクレーパで前のガスケットをきれいにはがしておきます。 2stオイル塗りたくって組み込みました。組み込みはピストンリングを越えられたら楽勝です。もちろん、付ける前にスクレーパで前のガスケットをきれいにはがしておきます。
-|{{:diobaja:p1120396.jpg?direct&200|}}|下側のガスケットです。2stオイルでべちょべちょにしてから、置きます。\\ んで先の要領でピストンを挿入しますです。| +|{{:diobaja:p1120396.jpg|}}|下側のガスケットです。2stオイルでべちょべちょにしてから、置きます。\\ んで先の要領でピストンを挿入しますです。| 
-||ピストン運動をスムーズにさせるため、いったんこの状態でボルトを入れておきます。\\ ボルトで揺れさせないで、手で上下に動かないようにしてクランク(この場合、ファン)を回して上下運動をさせてなじませるのであります。指でシリンダ内にオイルを塗りゆっくりピストン運動させて十分に濡れさせます。\\ 写真は上死点です。何事もいきなりはダメよ。と言う事ですね。| +|{{:diobaja:p1120398.jpg|}}|ピストン運動をスムーズにさせるため、いったんこの状態でボルトを入れておきます。\\ ボルトで揺れさせないで、手で上下に動かないようにしてクランク(この場合、ファン)を回して上下運動をさせてなじませるのであります。指でシリンダ内にオイルを塗りゆっくりピストン運動させて十分に濡れさせます。\\ 写真は上死点です。何事もいきなりはダメよ。と言う事ですね。| 
-|{{:diobaja:p1120400.jpg?direct&200|}}|十分濡れたところで一旦ボルトを抜いてからシリンダヘッドを組み付けます。\\ 指定トルクと行きたい所ですが、適当です。緩める時の感触を覚えていうと、4Kgぐらいじゃないでしょうか。|+|{{:diobaja:p1120400.jpg|}}|十分濡れたところで一旦ボルトを抜いてからシリンダヘッドを組み付けます。\\ 指定トルクと行きたい所ですが、適当です。緩める時の感触を覚えていうと、4Kgぐらいじゃないでしょうか。|
  
 あと、エキゾーストのスタッドボルトは使い回しです。 あと、エキゾーストのスタッドボルトは使い回しです。
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   * 締めるのもナット2個で、今度は上のナットを締めます。   * 締めるのもナット2個で、今度は上のナットを締めます。
  
-これで、作業終了と思い、全て組み付けてエンジン掛けた所、少々怪しい音がまたオイルの匂いがすぐにしなくなります。これはおかしい、ということで、すぐにエンジンを止めました。その後数度試してみましたが、やはり変です。どうも、、、\\ +これで、作業終了と思い、全て組み付けてエンジン掛けた所、少々怪しい音がまたオイルの匂いがすぐにしなくなります。これはおかしい、ということで、すぐにエンジンを止めました。その後数度試してみましたが、やはり変です。どうも、、、 
-###オイルが回ってないらしい###\\ + 
-ようです。+###オイルが回ってないらしい### 
 + 
 +のようです。 
 + 
 + 
 +===== オイルポンプエア抜き ===== 
 +オイルはオイルポンプでくみ上げられていますが、僕はもっと噴霧しているのかと思ったのですが、ちょっと原始的でした。エア抜きは2工程あります。ブレーキフルードと同じでエア噛んでいると抜けてこないようです。 
 + 
 +|{{:diobaja:p1120404.jpg|}}|こいつがオイルポンプです。ネジ一個で固定されています。僕はこの中にオイルが溜まっていてそこからくみ上げていると思っていたのですが、それは間違いでした。\\ このポンプがここに付いている理由は原動機の回転動力からポンピングしているためです。また回転に応じた吐出量を得るためと思われます。| 
 +|{{:diobaja:p1120403.jpg|}}|ポンプを取り出した所。\\ 斜めギアが付いたシャフトが付いていると思いますが、これを抜くと、中からオイルが溢れてきます。(最初エアが出て溢れてこず、しばらくすると溢れてきました)エア無く溢れ出したら、再度シャフトをポンプの奥まで差し込みますとオイルは止まります。これでポンプのエア抜きは出来ているはずです。\\  一度オイルを空っぽにするとポンプでエア噛んで吐出できなくなるようです| 
 + 
 +オイルポンプは、原動機の回転からオイルホース内へオイルを吐出し、キャブに送り込む構造です。ポンプからキャブまでのホースのエア抜き、これが面倒ですよ。どういう方法がベストなのかちょっとわかりません。 
 + 
 +===== ホースのエア抜き ===== 
 +用意するもの>> 
 +  * ペットボトル空容器(500ml) 
 +  * ペットボトルのキャップ 6mm程度の穴をあけ外形8mmの耐油チューブを差し込む。逆さにしてもペットボトル内のガソリンが漏れないようにきつめの穴にする。 
 +  * φ8の耐油チューブ、φ6の耐油チューブ 
 +  * クリップ 
 + 
 +まず、 
 +<note important>換気の良い場所でやりましょう。\\ 
 +ガソリンは第4類危険物の第一石油類であり、引火点は-40℃であり、燃焼範囲は1.4%〜7.6%である。\\ 
 +従って、液面に大気に対して数%の蒸気があれば容易に引火する。ペットボトルへの移し替えなどで静電気が発生し引火する。\\ 
 +静電気は電気的に不良導体で発生しやすい。ガソリン蒸気が発生している箇所での電動ドリルなどの使用は避けたほうがよい。ブラシモータは火花を出す。</note> 
 + 
 +|{{:diobaja:p1120405.jpg|}}|キャブのオイルホース付け口\\ ポンプからここまでオイルが運ばれますが、吐出量凄く少ない。| 
 + 
 +  - ペットボトルキャップに穴をあけ、ペットボトルに φ8mmの耐油チューブを通す。長さは30cmぐらい。 
 +  - ペットボトルに200ccほどのガソリンを入れ、5ccぐらいの2stオイルを入れる。 
 +  - キャブのガソリン流入チューブを外し、ペットボトルの耐油チューブを刺す(このときチューブ内の気泡は抜いておく。キャブに接続する直前にチューブからガソリンを出し気泡を抜いておいて、そのまま刺す) 
 +  - ガソリンはポンプでキャブに送られるので、もとのチューブを漏れないようにクリップする。 
 +  - キャブのオイル流入口にφ6mmのチューブを接続して先を塞ぐ(空気が入っちゃうから) 
 +  - オイルポンプのホースを取り外し、2stオイルを内部に満たす(といっても、黒くて中が見えないからU字にして入れる方を少し高くして、上から適当にトボトボ入れて他方から出て来たらそれをオイルポンプに刺す。 
 +  - んで、入れた方を穴を上向きにして開放しておく。 
 + 
 +|{{:diobaja:p1120411.jpg|}}|上の準備を既にセットした状態。\\ この状態で、セルでエンジンを始動する。そうすると、オイルが送られて、ホースからエア無くオイルが出て来たら終わりである。最初のうちはオイルが出たり気泡になったりを繰り返し、そのうちオイルだけ漏れるようになる。そしたら終わり。アイドリングの状態でやるが、指でオイルポンプのレバーを全開側に押してやればたくさん出てくる。それでも、20分ぐらいはかかるかな。| 
 +|{{:diobaja:p1120410.jpg|}}|オイルが漏れだして来ている様子| 
 + 
 +そしたら、キャブにホースを接続し、終わりである。残った混合ガソリンはタンクに戻しておく。 
 + 
 +それでも最初のうちは焼き付きが怖いから、タンクにもオイルを少量たらしておいた。 
 + 
 + 
  
  
  
diobaja/dioyakituki.1336918839.txt.gz · 最終更新: 2013/07/15 20:27 (外部編集)