yomoyama:sankuro
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| yomoyama:sankuro [2013/07/18 23:02] – [三九朗なのか三九郎なのか?] king | yomoyama:sankuro [2013/07/20 15:56] (現在) – [大人の三九郎 [#qe8a969c]] king | ||
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| ===== 三九朗なのか三九郎なのか? | ===== 三九朗なのか三九郎なのか? | ||
| - | webで調べますと、両方有ります。「三九& | + | webで調べますと、両方有ります。「三九**郎**」と書かれている方が多く、「三九**朗**」と書かれている方は少数です。ごちゃ混ぜで書かれている方も見受けられます。で、改めて、広辞苑で調べますと |
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| - | <color red/gray> | + | <color red/white>三九**郎**</ |
| ===== 三九郎 ===== | ===== 三九郎 ===== | ||
| - | たぶん、これは、関西で言う、「&color(blue){& | + | たぶん、これは、関西で言う、「<color blue/white>どんど焼き</ |
| - | ところが、この辺りでは%%三九朗%%三九郎といって、田んぼに地区ごとに、山から切り出した松の木を、これも山から持ってきた枝などをまとめて、山のようなものをたてる。それを、正月あけに燃やすのだ。燃やすものは松の木とともに、しめ飾りだったりダルマだったり。要するにやることは、播州の方のどんどと同じだ。 | + | ところが、この辺りでは三九郎といって、田んぼに地区ごとに、山から切り出した松の木を、これも山から持ってきた枝などをまとめて、山のようなものをたてる。それを、正月あけに燃やすのだ。燃やすものは松の木とともに、しめ飾りだったりダルマだったり。要するにやることは、播州の方のどんどと同じだ。 |
| - | もう一つ変わったことは、その立てる松の木は大きいものと小さいものと二つを作り、それが必ず&color(darkgreen){& | + | もう一つ変わったことは、その立てる松の木は大きいものと小さいものと二つを作り、それが必ず<color darkgreen/white>夫婦岩</ |
| - | #ref(sankuro1.jpg,,50%) | + | {{: |
| まぁ、伝統なんつうのは、理由なんかないけど。。。。 | まぁ、伝統なんつうのは、理由なんかないけど。。。。 | ||
| - | さらに、もう一つ。その焼くときには、木の枝になんかの粉&color(brown){& | + | さらに、もう一つ。その焼くときには、木の枝になんかの粉<color brown/white>(米をすりつぶした粉だったかな)</ |
| - | #ref(sankuro2.jpg,,50%) | + | {{: |
| これが何の木で、何の粉だたか、忘れた、おばあちゃんに明日聞いてみよう。Webで調べると柳の木と書いてあることが多いが、柳ではなかったと思う。 | これが何の木で、何の粉だたか、忘れた、おばあちゃんに明日聞いてみよう。Webで調べると柳の木と書いてあることが多いが、柳ではなかったと思う。 | ||
| - | そのwebに書かれていることに、「地方ではどんど焼きという」とか、よく書かれているのだけど、& | + | そのwebに書かれていることに、「地方ではどんど焼きという」とか、よく書かれているのだけど、さんくろう っていうのは、塩尻/松本辺りだけじゃないのかなぁ。ここが地方だ。この辺りの人は自分たちを信濃の国だとか言ったりして日本の中心だと思っている人が多い。そう言う意味だと思う。 |
| - | 塩尻辺りの%%三九朗%%三九郎について、興味深いことが下記ページに書かれている。~ | + | 塩尻辺りの三九郎について、興味深いことが下記ページに書かれている。\\ |
| - | http:// | + | http:// |
| - | ===== 2009年 | + | ===== 2009年 |
| - | [[三九郎2009]] 2009年実施。 | + | [[Sankuro2009]] 2009年実施。 |
| ===== 大人の三九郎 [#qe8a969c] ===== | ===== 大人の三九郎 [#qe8a969c] ===== | ||
| - | だるま供養と称して、[[大人の三九郎]]というのも行われている。 | + | だるま供養と称して、[[SankuroOtona]]というのも行われている。 |
| ===== 繭玉 (まゆだま)[# | ===== 繭玉 (まゆだま)[# | ||
| - | 三九郎で焼く餅のこと。米をすりつぶした粉で団子を作り、それを、ミツブサという木の枝に刺して乾燥させるのだ。この繭玉ってのは、関東甲信越あたりではごく当たり前の行事らしい。& | + | 三九郎で焼く餅のこと。米をすりつぶした粉で団子を作り、それを、ミツブサという木の枝に刺して乾燥させるのだ。この繭玉ってのは、関東甲信越あたりではごく当たり前の行事らしい。< |
| - | で、この繭玉。米の粉なんで、& | + | |
| + | で、この繭玉。米の粉なんで、おいしくない。うちの子供なんか、飲み込めずに、おまけに気分悪くなって帰っちゃたりするし。近所のおばさんとかは、砂糖を入れたりして食べやすくしているとか。また、ただの餅(団子)だったりする場合もあるようだ。\\ | ||
| |繭玉の接写。手で握りつぶしているので形は悪い|ミツブサの枝に差し込んで乾燥中| | |繭玉の接写。手で握りつぶしているので形は悪い|ミツブサの枝に差し込んで乾燥中| | ||
| - | |#ref(mayudama1.jpg,,50%)|#ref(mayudama2.jpg,,50%)| | + | |{{: |
| 色は、なんかの汁でつけていたよ。今回、コーヒ味はなかなかいけたよ。 | 色は、なんかの汁でつけていたよ。今回、コーヒ味はなかなかいけたよ。 | ||
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| ===== ミツブサ [#xf05a3ef] ===== | ===== ミツブサ [#xf05a3ef] ===== | ||
| - | 繭玉をぶっさす枝が決まっているらしい。ミツブサって木らしいが、webで調べても出てこないので、きっと方言だね。枝を見ても三つに分かれているようではないもん。[[ヒメギフ通信さん: | + | 繭玉をぶっさす枝が決まっているらしい。ミツブサって木らしいが、webで調べても出てこないので、きっと方言だね。枝を見ても三つに分かれているようではないもん。[[http:// |
| 枝が水平方向に張り出していて、一目でそれと分かる木です。枝は赤みを帯びていて、先っぽにつぼみがついていた(新芽かな)。 | 枝が水平方向に張り出していて、一目でそれと分かる木です。枝は赤みを帯びていて、先っぽにつぼみがついていた(新芽かな)。 | ||
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| |ミツブサの枝|ミツブサの木| | |ミツブサの枝|ミツブサの木| | ||
| - | |#ref(mizuki1.jpg,,50%)|#ref(mizuki2.jpg,,50%)| | + | |{{: |
| - | 今年(2008年初頭)にジジと切りにいったときには、周りに5~6本しか生えてなくって、& | + | |
| + | 今年(2008年初頭)にジジと切りにいったときには、周りに5~6本しか生えてなくって、「切ってたら、そのうち無くなっちゃうのじゃないの?」ときいたら、「奥にいきゃ、いくらでもある」って言ってた。 | ||
| |ミツブサの木(全景)|ミツブサの幹| | |ミツブサの木(全景)|ミツブサの幹| | ||
| - | |#ref(mizuki3.jpg,,50%)|#ref(mizuki4.jpg,,50%)| | + | |{{: |
| - | ミズキという木は、成長が早くすぐに育つらしい。だから、切っても大して困らないんだよってことらしい、真偽は不明。15~6本ぐらいのいい枝を取ろうとすると、中ぐらいの木を一本を切らなきゃいけない。 | + | |
| - | この木、冬以外はどんな姿だろう?、てことで調べると、ここのページが図解でわかりやすかった。~ | + | ミズキという木は、成長が早くすぐに育つらしい。だから、切っても大して困らないんだよってことらしい、真偽は不明。15~6本ぐらいのいい枝を取ろうとすると、中ぐらいの木を一本を切らなきゃいけない。 |
| - | [[岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科: | + | |
| + | この木、冬以外はどんな姿だろう?、てことで調べると、ここのページが図解でわかりやすかった。\\ | ||
| + | [[http:// | ||
| ===== 点火時期 [#zccb020d] ===== | ===== 点火時期 [#zccb020d] ===== | ||
| この辺りの地区では、12月に切り出しをして組み立ててしまい、翌年に松飾りなどをあつめて、成人の日に点火をする。先日、松本の人に聞いたら、松本の方では、1月の成人の日ぐらいに、切り出し、組み立て、松集め、点火~親は一杯。と、1日ですべて終わらせてしまうようだ。また、繭玉の木も柳らしい。さらに、山は一つしか作らないらしい。そういわれると、大小二つあるのは、この辺だけみたいな気もするね。 | この辺りの地区では、12月に切り出しをして組み立ててしまい、翌年に松飾りなどをあつめて、成人の日に点火をする。先日、松本の人に聞いたら、松本の方では、1月の成人の日ぐらいに、切り出し、組み立て、松集め、点火~親は一杯。と、1日ですべて終わらせてしまうようだ。また、繭玉の木も柳らしい。さらに、山は一つしか作らないらしい。そういわれると、大小二つあるのは、この辺だけみたいな気もするね。 | ||
yomoyama/sankuro.1374156127.txt.gz · 最終更新: by king
