子供が、児童会で「やしょうま」作りというのがあって、行った。ところで、やしょうまってなんやろう。米の粉(こめこ)を練って引きのばしていろんな色のものを間に入れて金太郎あめにしたような、もち?。う~ん、どっちかというと、まんじゅう、いや、ういろうに近いなぁ。
最初、妻が「こめこ」だよっていうんで、はぁ?「おめこ」って聞き返したぐらいだ。米の粉らしい。これを練ってもちにするらしい。作り方は知らない。
調べたら、信州、それも北信地方だけの伝統行事らしい。旧暦の2月15日にお釈迦様にお供えする餅らしい。旧暦の2月15日は、お釈迦様の命日、この日を涅槃会(ねはんえ)と呼ぶらしい。で、その日にお釈迦様にお供えすることで、その年の無病息災をお祈りするそうだ。そのお供えするという行為自体は、もう行われず、それをこの時期のお彼岸に作って食べることだけが伝承しているのではないかと思われる。旧暦の2月15日は、現暦の3月22日であるらしいから、食べるのは少々早いと思われる。おそらく、旧暦、現暦がごっちゃになって伝承されているのだろう。
で、この「やしょうま」の語源だが、諸説あるようですな。弟子の「やしょ」がうまかったと言ったとか、えらいうまかったというのがなまって「やしょーうま」となったとか。
子供が作ってきたやしょうまの写真。
三九郎のときにつくる繭玉のことを思うと、食べやすくおいしいい。ちょっと味の違う「ういろう」だと思えば、信州以外の人は理解できるだろう。
おもしろいといえば「おもしろい」行事である。
ここに詳しく書いてあったよ。自分で作っているところをみてないので、なんとも・・・
どっかのページに書いてあったんだけど、今度は やせうま これは大分県の方にのこる、米の粉のお菓子だそうである。きしめんのように太く5cmぐらいにきってあるそうな。
また、秋田県の方では、小正月のお年玉を、「やしょうま」「やせうま」と言うらしい、ってこともどっかのページに書いてあったよ。どうやら、古い時代、江戸よりもっと古い時代には、日本全国でこの手のものが食べられていたらしいな。思うに、やしょうまの語源は、信州に言われる「やしょう、うまい」というのは、後世のこじつけで、米の粉しか食べるものがなく、痩せ馬 のよう というのが、正解に近いんじゃないだろうか?(全く根拠はありませんので、あしからず)