再び東北その2 編
今年は去年と打って変わって天気に恵まれ(暑すぎる)、いい思いができた。これまで経験したツーリングのなかでも大分良い部類に入るなー。
去年と同じに直江津港からの北海道(室欄)行きのフェリーに乗り込む。 今年は有料道路や高速をいっさい使わないつもりだったので下道を走った。松本から直江津までR19,R18で160kmで4時間ちょうどかかった。北海道行きのフェリーは年々思うがバイクが少なくなって来ているが、家族連れや車が多く混雑している。バイクはもう流行らないのかな?
フェリーの中で「雨のため、函館方面へ向かう道路は全て欠壊などによって通行止めになっている情報」があった。室蘭港につくと一部とれるようになているとの情報を得たので、取りあえず洞爺湖の滝之上キャンプ場に向かう。洞爺湖で夕食をすませ、暫くしてから雨が降り始めた。
雨はしだいに激しさをもち、10分もしないうちに、いままで経験もしたことのない降りになった(これまでの記録は塗り替えられたと思う)、そのうち浸水。そんなこともあろうかと荷物はまとめて寝袋も出していなかったので、すぐに浸水しないところにテントを移動、事なきを得た。
朝、まだ激しく降っており、きょうはここで過ごそうと決めたが昼ゴロ晴れ間が覗いてきた。 東日本フェリーに連絡すると18:00発20:00着(大間)フェリーがある。ので、昼に出発した。
函館−大間連絡フェリー(¥2450)に乗り込み、大間崎へ到着。到着は夜であるが、異常に人が多く乗っていて、皆函館に遊びに行っていたみたいでした。 | |
去年と同じ佐井村の願掛キャンプ場(¥500)にした。 ロッジはすべて埋まっていたが、キャンプは私一人であった。写真は翌日の朝。 |
きょうから東北の旅が始まる。函館(北海道)とは違い天気は良さそうであった。
取りあえず「大間崎」を目指し、去年行けなかった下北半島のもう一つの岬「尻屋崎」を目指す。
R279を南下し、八甲田山を経由して弘前市へ向かう。その後県道で鯵ヶ沢市にぬけて、R101 で深浦町の黄金崎不老不死温泉へ向かった。
八甲田山で猿倉温泉に入る\500。とても良いところだった。 | |
不老不死温泉近くの八森山町民の森キャンプ場へ向かう。4時頃ついたのだがすでにライダーがいた。写真の裸の人。。あとでもうひとりカタナ の人が来て夜、語った。キャンプ場は\200。 |
|
不老不死温泉は赤茶色の鉄分含んだ湯で海水が混じっているためか塩っぱい。外から丸見えの露天で自信のない人は度胸が要るのでは?な感じ。 写真は近くで夕日を撮影した。 |
今日も最高に天気が良く、暑くなりそうである。今日は県道28号で白神山地を抜けるロングダートを走る予定。
ダートは40キロ以上あり峠を幾つか超えると西目屋村へ下ることができる。写真は二つ目の峠「天狗峠」である。 | |
天狗峠を超え暫くすると三叉路になり赤石側林道へ向かえるので、くろくまの滝へ行ってみた。日本の滝百選になっており雄大である。林道は全て固くしまった道で飛ばせるし転倒の心配も無い。 |
青森県側で林道入り口に11月まで通行止めの印があるが看板が古く今は通れると判断しいってみた。途中対向車が全く無いうえに峠まで20キロ以上あったので大分不安であったが、写真の峠に無事ついた。路面状態は普通の林道で、途中かなり崩れていることもあってきついが迷うことは無かった。 |
「南の池公園キャンプ場」は無料だった。ライダーはもうひとりいた。今日もむして朝すぐ目が覚めた。
男鹿半島の入道崎を経由して秋田へ向かう。稲庭うどんを食する。関西人はこれをうどんと思って食すると良く無い、そうめんの太い物みたいのだ。やはりうどんは讃岐だ。秋田市内を迷子になってぬけて、河北林道でR105に抜ける予定。
今日も暑い。はれだ。気温も高い。朝、乳頭温泉郷の「鶴の湯」\400に入浴してから出発する。
まず、R105で角館に向かう。そこから県道10号で仙北経由で県道9号で本荘方面へむかって鳥海山へ向かった。去年行けなかった鳥海山は良く見える。
鳥海山の何処でキャンプにしようかと考えたが、今日は週末であるので混むと思い、田舎の方にしてみた。「法体園地キャンプ場」である。こんな広い敷地内で何処に設営しても良くて無料だった。すぐ近くに日本の滝100選の「法体の滝」がある。川でジーパンを洗った。 |
R287で長井市、R113から県道4号で白川ダムを通過して県道378号の福島県へ抜ける林道を目指すも、トンネル工事と土砂崩れで、山奥で通行止めとなり引き返す。
今度はしかたなく林道をあきらめ、R121の大峠トンネルで福島県喜多方市へ抜けた。猪苗代湖の西側を通って、R294〜R118〜R121田島町へむかう。
日が暮れるまでにまだだいぶあった。今日が最後のキャンプである。最後ぐらい豪勢に肉でも焼くかなと考え、一昨年設営した田島町野外活動センターキャンプ場に決めた。田島町でスーパーマーケットに入り300g程度の輸入牛肉(にんにくまぶし)を買い、冷凍讃岐うどんと氷とビールを買い込み袋に入れて、キャンプ場に向かった。この時間から設営すれば明るいうちに夕飯になるはずだった。もうロウソクがなくなりかけていたので暗くなると夕飯がヤバい。
キャンプ場に到着。がなにか様子が変だ。キャンプ場だった場所はブルドーザが入り無惨な有り様。看板には「平成13年9月まで閉鎖」との文字。
このままで明るいうちに肉が食えない。
地図を見ると、20キロ程離れたところにR289沿いに針生青少年旅行村キャンプ場がある。走った。R289に入ったところで「針生青少年旅行村アト9km」の看板、間違い無い、そう確信し向かった。しかし、いくら走り回っても「ない!」近くの酒屋のおばさんに聞くと、「いま無いんだよね」。キャンプしたいと言うと、台鞍山高原スキー場にあると教えてもらった。あたりは暗くなりはじめていた。
管理人は帰っており、受付はホテルでとある。スキー場のホテルで受付をし(\500)、キャンプ場に行くと、人の気配が無い。広いキャンプ場の中で僕一人黙々と設営した。そのうち奇妙な獣の鳴き声がしたりしてすこしおびえたがそのうち慣れた。しかし、肉の焼き加減は分からなかった。氷を買っておいてよかった。今日も星がとても綺麗で、何度も流れ星を見た。たき火をした。
夜になったころに、夫婦がやってきて近くに設営した。下郷村の酒「花泉」をもらい、話した。おじさまは阪神の野村監督そっくりで、郡山の少年野球のチームを指導しているそうで、福島県で一番強いらしい。
今日で松本まで帰らなければならなかった。昨日の酒が響いて、寝坊した。夜、夫婦に聞いた温泉「木賊(とくさ)温泉」へ向かう。しかし、アブの巣になっており入ったものの10秒ででた。
R289で、只見町へ抜けて昼食にした。R252沿いの日石の前に「ドライブインしゃくなげ」はある。暑いと思っていたら、ビールを2杯もごちそうになった。メニューはお勧め順に書いてあるし。メニューの中にフルートの文字・・・、奥さんが演奏してくれるようだ。
あとはR252で新潟→長野へ抜けるのみだ。長く、暑い。