DR350のエンジン
タイプ |
4ストローク、空冷、OHC |
シリンダー |
1気筒 |
ボア |
79mm |
ストローク |
71.2mm |
排気量 |
349cc |
圧縮比 |
9.5:1 |
キャブレター |
1 |
エアクリーナー |
ポリエチレンフォーム |
スターター |
キック |
潤滑システム |
ドライサンプ |
440CCにボアアップしたUS仕様のDRがお亡くなりになられた時に、なんとか復活させようと、エンジンをばらしてみました。
(左がストックのピストン、右がAriasピストン)
ストックのピストンは約2万キロでオーバーホール後のものであるがピストン上部(シリンダ側)に黒いすすがたい積していて、オーバーホールは少し遅かったのかも。
Arias製ピストンはアルミ鍛造ピストンで、ストックのピストンの約半分の重さである。エンジンが壊れて分解してみたらきれいなものそのままであった(2万キロ程度)。
きっといつも完全燃焼していたんだろう。
Stockのピストンを表と裏から撮影した。上側(シリンダ側)にずいぶん煤がたまっていて黒くなっている。下の棒はピストンピンである。現在は自宅のテレビの上のオブジェとなっている。それはそれで美しい。
Ariasピストン(ボアアップ後)使用時のスペック
ボア
89mm 圧縮比
10.5:1 排気量
441cc
圧縮比の高さのおかげで、キック始動にかなりの労力を要した。また極度の発熱が実際にあり、オイル消費量が激しく(500km/1リットル)、すぐ熱だれしたのも事実。純正オイルクーラをつけるものの改善はしなかった。
Arias製ピストンは、他に445cc用の89.5mmがある。他にWisecoピストンがあり、こちらは378cc(82mm)、385cc(83mm)、ストック(79mm)、等がある。Wisecoをつかえば、ピストンの軽量化をしストックのままで高速域の伸びが期待できるかもしれない。
上はクランクシャフトのバランサーで、下がカムシャフトである。
カムシャフトは、WhiteBrossより、2種類(Fast Offroad用、All Round用)出ている。それらのスペックは以下のようである。
ストック WB All Around WB Fast Offroad Valveリフト(Ex) 0.31" 0.355" 0.378" Valveリフト(In) 0.31" 0.350" 0.390"
一度試してみたいなと思いつつ、今日にいたっている。