Caburetor of DR350

間違っているところ有りましたら、どんどん指摘ください。

(左がEU仕様についてくる負圧キャブ と 右がUS仕様についてくる強制キャブ)
 
Item EU model  1994 US Model  1990
Type. Mikuni  BST33SS Mikuni  TM33SS
Bore size 33mm 33mm
Main Jet #135 #132.5
Pilot Jet #37.5 #37.5
Starter  Jet #50 #37.5
Needle Jet P-8 0-6
Jet  Needle 5FP96-3rd 5CD18-3rd


 BST33 (94EU仕様に装着されている) 写真左側。  TM33 (90US仕様のレーサーに装着) 
 
 別名”FSR”と呼んでいる。Flat Slide キャブである。ニードルジェットに固定されたバルブがアクセルワイヤにより強制的にスライドする。北米仕様のレーサータイプに装着されている。負圧式のキャブとは違い、2本のワイヤケーブルにより強制的にニードルを上下させる。ニードルジェットにバルブが固定されており、ニードルジェットの上下によりバルブが強制的に開閉される。しかも、加速時のパワーを得るために加速ポンプが装備されて、急激な加速時に追従できるようになっている。アクセルをあけると”ドカン”って感じ。 
 BST33に見られるようなバルブはなく、アクセルワイヤの挙動のみによって吸気系が開閉されるので、アクセルオフ時には急激にガスがカットされアフターファイヤ的な現象を生じる。ツーリングでは乗り難いときもあるがパワーが得られるので、私は好きだ。
  吸気側から、キャブレターを覗いてみたところである。板状のバルブが見えると思う。 このバルブは、分解してとりだすと板状のスライドがある。以下参照。 
バルブの形状
フロート(逆さまにして撮影)
金色で飛び出ているのがメインジェット
 
 FCR58 (数年前から話題になっている) [戻る]