Item | EU model 1994 | US Model 1990 |
Type. | Mikuni BST33SS | Mikuni TM33SS |
Bore size | 33mm | 33mm |
Main Jet | #135 | #132.5 |
Pilot Jet | #37.5 | #37.5 |
Starter Jet | #50 | #37.5 |
Needle Jet | P-8 | 0-6 |
Jet Needle | 5FP96-3rd | 5CD18-3rd |
ほとんどの4ST市販車に採用されている、負圧キャブ方式である。バルブの開閉をアクセルワイヤで行い、シリンダ内の負圧により吸気を行う。アクセルワイヤはバルブの開閉を行うのみで混合気の量を直接制御しているわけではない。したがって若干の遅れが生じ、嫌う人が多い。
メリットとしては、急激なアクセルワークによる息尽きやストールが無く、比較的スムーズな加速と乗り心地を得ることができる。(少し間違っているかもしれません)。デメリットとしては制御の遅れでしょう。アクセルワイヤを2本にしてバルブを強制開閉している機種(このDRもそう)もあるがそれ以上の制御系の遅れが気になるところ。 このBST33はシリンダ内に吸入される混合気は、負圧により、バルブ外側にもうけられたダイヤフラムを持ったニッドルジェットが上下する事で調整される。写真の上部黒い部分にダイヤフラムが納められニードルジェットが入っている。 |
別名”FSR”と呼んでいる。Flat Slide キャブである。ニードルジェットに固定されたバルブがアクセルワイヤにより強制的にスライドする。北米仕様のレーサータイプに装着されている。負圧式のキャブとは違い、2本のワイヤケーブルにより強制的にニードルを上下させる。ニードルジェットにバルブが固定されており、ニードルジェットの上下によりバルブが強制的に開閉される。しかも、加速時のパワーを得るために加速ポンプが装備されて、急激な加速時に追従できるようになっている。アクセルをあけると”ドカン”って感じ。
BST33に見られるようなバルブはなく、アクセルワイヤの挙動のみによって吸気系が開閉されるので、アクセルオフ時には急激にガスがカットされアフターファイヤ的な現象を生じる。ツーリングでは乗り難いときもあるがパワーが得られるので、私は好きだ。 |
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吸気側から、キャブレターを覗いてみたところである。板状のバルブが見えると思う。 このバルブは、分解してとりだすと板状のスライドがある。以下参照。 | |
バルブの形状 | |
フロート(逆さまにして撮影)
金色で飛び出ているのがメインジェット |
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