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yomoyama:sankuro

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yomoyama:sankuro [2013/07/20 15:31] – [三九朗なのか三九郎なのか?] kingyomoyama:sankuro [2013/07/20 15:42] – [繭玉 (まゆだま)[#u930d9ff]] king
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 ===== 三九郎 ===== ===== 三九郎 =====
    
- たぶん、これは、関西で言う、「&color(blue){&size(14){どんど焼き};};」のことだと思う。この辺りでは&color(red){&size(14){さんくろう(三九郎)};};と呼ぶようだ。関西の&color(blue){&size(14){どんど};};って、各自宅でしめ飾りを燃やして餅を食べる質素なものか、住吉神社などで境内に盛大に燃やして終わらせるものかどっちかだね。いずれにしても、村や地区で集まって何かを作って一緒に燃やすというものではないと思う。+ たぶん、これは、関西で言う、「<color blue/white>どんど焼き</color>」のことだと思う。この辺りではさんくろう(三九郎)と呼ぶようだ。関西の<color blue/white>どんど</color>って、各自宅でしめ飾りを燃やして餅を食べる質素なものか、住吉神社などで境内に盛大に燃やして終わらせるものかどっちかだね。いずれにしても、村や地区で集まって何かを作って一緒に燃やすというものではないと思う。
  
- ところが、この辺りでは%%三九朗%%三九郎といって、田んぼに地区ごとに、山から切り出した松の木を、これも山から持ってきた枝などをまとめて、山のようなものをたてる。それを、正月あけに燃やすのだ。燃やすものは松の木とともに、しめ飾りだったりダルマだったり。要するにやることは、播州の方のどんどと同じだ。+ ところが、この辺りでは三九郎といって、田んぼに地区ごとに、山から切り出した松の木を、これも山から持ってきた枝などをまとめて、山のようなものをたてる。それを、正月あけに燃やすのだ。燃やすものは松の木とともに、しめ飾りだったりダルマだったり。要するにやることは、播州の方のどんどと同じだ。
  
- もう一つ変わったことは、その立てる松の木は大きいものと小さいものと二つを作り、それが必ず&color(darkgreen){&size(14){夫婦岩};};みたいになっていて、おまけにてっぺんに縄がつながっているのだ。これは、全く理由がわかんない。~ + もう一つ変わったことは、その立てる松の木は大きいものと小さいものと二つを作り、それが必ず<color darkgreen/white>夫婦岩</color>みたいになっていて、おまけにてっぺんに縄がつながっているのだ。これは、全く理由がわかんない。\\ 
-#ref(sankuro1.jpg,,50%)+{{:yomoyama:sankuro1.jpg?direct&200|}}\\
  まぁ、伝統なんつうのは、理由なんかないけど。。。。  まぁ、伝統なんつうのは、理由なんかないけど。。。。
  
- さらに、もう一つ。その焼くときには、木の枝になんかの粉&color(brown){&size(14){(米をすりつぶした粉だったかな)};};で作ったもち&size(14){(まゆだまっていうのかな)};をつけてその火で焼いてたべるのだ。~ + さらに、もう一つ。その焼くときには、木の枝になんかの粉<color brown/white>(米をすりつぶした粉だったかな)</color>で作ったもち(まゆだまっていうのかな)をつけてその火で焼いてたべるのだ。\\ 
-#ref(sankuro2.jpg,,50%)+{{:yomoyama:sankuro2.jpg?direct&200|}}
  
 これが何の木で、何の粉だたか、忘れた、おばあちゃんに明日聞いてみよう。Webで調べると柳の木と書いてあることが多いが、柳ではなかったと思う。 これが何の木で、何の粉だたか、忘れた、おばあちゃんに明日聞いてみよう。Webで調べると柳の木と書いてあることが多いが、柳ではなかったと思う。
  
- そのwebに書かれていることに、「地方ではどんど焼きという」とか、よく書かれているのだけど、&size(16){&color(brown){さんくろう};};っていうのは、塩尻/松本辺りだけじゃないのかなぁ。+ そのwebに書かれていることに、「地方ではどんど焼きという」とか、よく書かれているのだけど、さんくろう っていうのは、塩尻/松本辺りだけじゃないのかなぁ。ここが地方だ。この辺りの人は自分たちを信濃の国だとか言ったりして日本の中心だと思っている人が多い。そう言う意味だと思う
  
- 塩尻辺りの%%三九朗%%三九郎について、興味深いことが下記ページに書かれている。~ + 塩尻辺りの三九郎について、興味深いことが下記ページに書かれている。\\ 
-http://www.go.tvm.ne.jp/~masaeco/ の 『風土・歳時』のページ。実はこの人、知り合いなんだけど、いろいろ知っている人。それをここまで文章にして書かれていることに&size(14){脱帽};です。。。+http://www.go.tvm.ne.jp/~masaeco/ の 『風土・歳時』のページ。実はこの人、知り合いなんだけど、いろいろ知っている人。それをここまで文章にして書かれていることに脱帽です。。。
  
-===== 2009年 [#mf831716] =====+===== 2009年  =====
  [[三九郎2009]] 2009年実施。  [[三九郎2009]] 2009年実施。
  
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 ===== 繭玉 (まゆだま)[#u930d9ff] ===== ===== 繭玉 (まゆだま)[#u930d9ff] =====
  
- 三九郎で焼く餅のこと。米をすりつぶした粉で団子を作り、それを、ミツブサという木の枝に刺して乾燥させるのだ。この繭玉ってのは、関東甲信越あたりではごく当たり前の行事らしい。&color(brown){&size(16){};};とは、その名の通り、蚕の繭らしい。&size(15){「繭が今年も沢山取れますように」};との願いを込めて繭玉にして焼くのだそうだよ。現在は、蚕の繭なんてのどうでもよくって、小学生の行事なだけだ。これと言って、伝統も感じられず、ただ、やっているだけのように思える。でも子供にとっては楽しい行事なのでしょうな。~ + 三九郎で焼く餅のこと。米をすりつぶした粉で団子を作り、それを、ミツブサという木の枝に刺して乾燥させるのだ。この繭玉ってのは、関東甲信越あたりではごく当たり前の行事らしい。<colorbrown/white></color>とは、その名の通り、蚕の繭らしい。「繭が今年も沢山取れますように」との願いを込めて繭玉にして焼くのだそうだよ。現在は、蚕の繭なんてのどうでもよくって、小学生の行事なだけだ。これと言って、伝統も感じられず、ただ、やっているだけのように思える。でも子供にとっては楽しい行事なのでしょうな。 
- で、この繭玉。米の粉なんで、&size(18){おいしくない};。うちの子供なんか、飲み込めずに、おまけに気分悪くなって帰っちゃたりするし。近所のおばさんとかは、砂糖を入れたりして食べやすくしているとか。また、ただの餅(団子)だったりする場合もあるようだ。~+ 
 + で、この繭玉。米の粉なんで、おいしくない。うちの子供なんか、飲み込めずに、おまけに気分悪くなって帰っちゃたりするし。近所のおばさんとかは、砂糖を入れたりして食べやすくしているとか。また、ただの餅(団子)だったりする場合もあるようだ。\\
 |繭玉の接写。手で握りつぶしているので形は悪い|ミツブサの枝に差し込んで乾燥中| |繭玉の接写。手で握りつぶしているので形は悪い|ミツブサの枝に差し込んで乾燥中|
-|#ref(mayudama1.jpg,,50%)|#ref(mayudama2.jpg,,50%)|+|{{:yomoyama:mayudama1.jpg?direct&200|}}|{{:yomoyama:mayudama2.jpg?direct&200|}}|
  
 色は、なんかの汁でつけていたよ。今回、コーヒ味はなかなかいけたよ。 色は、なんかの汁でつけていたよ。今回、コーヒ味はなかなかいけたよ。
yomoyama/sankuro.txt · 最終更新: 2013/07/20 15:56 by king