2001春のツーリング

会津編


 喜多方ラーメンと、会津のお酒、そして夏に入れなかった木賊温泉へ、向かうのが今回の目的。

今回の走行距離数 1500km
今回の日程 4泊5日
天気 雨1日、概ねよし。
今回の費用 おみやげ含めて20000円程度

 会津方面へは、5月下旬か梅雨前がいいのではないでしょうか。

2001年4月28日

 朝、10時出発、高速で小淵沢まで行き、八が岳周回線で埼玉と長野の県境「三国峠」を越える予定。しかし!、ごらんのようなバリケードで封鎖。しかも向こうからはダートで上ってくる人もいて、通行できるのに。。。。
 むかつきながらも、一本上のブドウ峠を越えて(舗装)、埼玉でなく群馬に出た。

 御荷鉾(みかほ)林道に入ってダート15キロ程度楽しみ、群馬・埼玉の県境近くの埼玉県神泉村で、城峰公園キャンプ場で夕方となった。
¥1500と高い上に、5時になったら門が閉まり、管理人が帰ってしまう。あとでわかったことだが、午後五時以降にくれば門の横の歩道をとって入場し、朝6時前に出れば「ただ」になる。ただしキャンプサイトは狭く、おすすめでない。キャンプは一人だった。さびしい。

2001年4月29日

 7時に出発。上越自動車道の藤岡ICから、関越自動車道の昭和ICまで高速を使った(町中を走りたくないので)。高速のPAで休憩していたら私のPHSが鳴った。出ると友人からで、帰りのルートに考えていた奥只見を抜けるR252は、冬季閉鎖中で開通は6月からとの情報を得た。いいことを聞いた。
赤城山を右に見ながら日光へ、赤城広域農道からR120へはいる。金精峠を越え中禅寺湖へ。寒い。道ばたにはこのような雪が、山肌は白いままだ。まだ冬なのだ。

 中禅寺湖の手前で休むことなく「奥鬼怒林道」へ。ここ全線舗装、ダートだったときに走りたかった。とても長くスケールがでかい。川俣湖の橋まで出たところでお昼にした。ラーメンを食す。麺は喜多方だが味が濃い(おばちゃんが鮎の塩焼きを1尾サービスしてくれた)。胃のもたれを感じつつ「川俣檜枝岐林道」を抜けて木賊温泉へと向かう予定である。予定通り行けばかなり早い時間で温泉に入ってリラックスできる予定である。

 順調に「林道馬坂線」をとばし、「川俣檜枝岐林道」の分岐についた。休むことなく、さらに奥へとすすむ。5キロぐらい進んだところで崖崩れでバイク1台分しか道がない。。。「これじゃ車じゃいけないなぁ」なんておもいながら、進んでいると案の定、2台のオフローダーが上から降りてきたと思われるKTMのおじさんと話をしている。「かなりの積雪でとても通れるものじゃないよ」東の田代山峠は?「だめだめ、同じ状態」とのこと。さらに東の安が森は?「あ、あそこは通行禁止だよ。」これで、木賊へ向かうすべての道が閉ざされていた。金精峠であれだけの積雪だもの、標高は同じでさらに北だもの、当たり前ですな。うーむ。

 林道馬坂線はなとか通れたので、R121に抜け、R121の日光街道で田島町の南から、R352に入る。そして木賊温泉についたのは、5時半をまわっていた。

木賊温泉の川端の露天風呂に入っている。夏来たときにはあぶで入れなかった。時間が遅いこともあってひとりだった。
 木賊温泉の上流1.5キロの所にある「シルクバレーキャンプ場」地図にはそう書いてあるが「川衣キャンプ場」は\800で良心的。「うちは自由だから、特に決まりもないし、水を用意しているだけで」たき火も自由である。夜一人でたき火をした。
 キャンプ場には水芭蕉が生えている沼がある。地肌は黒い部分と白い堅い部分がある。黒い部分は柔らかいのは水を含みやすい。雨が心配されるときは避けた方がいい。

 夜9時頃から、雨が降り出し明朝まで降り続いた。寒くて、エアマット(サーマレスト)を置いてきたことを後悔していた。

2001年4月30日

 朝、雨が降っていたが、やみそうだった。無駄だとは思いつつも、七が岳林道に向かう。R352の旧道「中山峠」へ向かう。が、峠自体が積雪で10mほど通れず、林道に行くこともできず引き返してきた。

 R400で田島へ向かい船鼻峠を越える。ここは、5月1日からの通行可能だが通してくれた。峠から、大窪林道の入り口があるはずであるが、ごらんのように雪で埋もれていた。

 やはり、まだ冬である。おまけに寒い。あめはあがっていたが、寒くてカッパが脱げなかった。

 林道はあきらめ、喜多方にラーメンを食いに行く。R400をR252とぶつかる金山町まで北上した。R400は田舎道で最高であった、のどかで信号もないので快適。さらにR400でR49の幹線道路の西会津まで出たら、県道16号で喜多方市へ入った(会津若松の市街地をさけるためである)。会津に入ったら、なぜか晴れていた。
 喜多方では2時を回っているというのに、休日でもあるためかどこのラーメン屋も混み込みで、あいている所を探すのに苦労した。

 4時になり、一気に気温が下がってきた。会津若松の「背あぶり山キャンプ場」に向かう。無料と言うことに惹かれたが、山のてっぺんにあり、風を遮る事もできず寂しいところだったので、別の所を探し、猪苗代湖畔の「猪苗代湖モビレージキャンプ場」に入った。オートキャンプ場だが、\1000と安く、設備もしっかりしている。ライダーは4台。すいていた。

夜は本当に寒かった。持っているものを全部きて羽毛のシュラフに包まれて震えた。

2001年5月1日

2001年5月2日

 あさ、4時頃誰か来たような気がしたが、5時から6時になっても誰も来ないので、そのままキャンプ場を後にした。結局「ただ」になってしまった。管理棟にはレジがきっちり置いてあったが、値段はわからなかった。

 くもりだ。おまけにきりさめっぽい。明るくなっているのに気温が上がらず。走り出した。

 沼田市を出て、R145(日本ロマンティック街道、どこが?)に入って吾妻町に抜け、R353から四万温泉にむかった。万沢林道を抜けて草津に行く予定だった。しかしあまりの寒さ、深い霧、と雨で四万温泉の手前で断念し、県道55号で沢渡温泉経由で長野原へ抜けることにした。途中、道路の気温計は4度を指していた。寒いはずである。

 天候はいっこうに回復せず、R144で真田町、上田市に出ても寒かった。上田からはR143で、青木峠を越えて松本に抜けた。朝出るのがはやかったせいと、ほとんど休まなかったせいもあって、昼に家についた。

 家に戻ってから、高ぼっち温泉で締めくくった。


林道をめいっぱい楽しむ予定が、実現せずただ走り回るだけのツーリングになってしまった。

おしまい。




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